AI（人工知能）が驚くべきスピードで労働の世界に参入しつつあり、この流れはこれからも続くだろう。働き方に対するAIの影響は、私たちの想像を超えたかたちで拡大していくばかりだ。
多くのプロフェッショナルは今、自分の仕事がAIに取って代わられるのではないかと不安を抱いている。実際、「従来の職務の一部はAIに置き換わるだろう」と予測する従業員は42％に上る。また、18歳から24歳までの人の51％は。「AIは自分たちが行なっているタスクの一部かほとんどを担うようになると思う」と回答した。
AIをチャンスととらえ、差別化を図って注目を集める
AIが職場に統合されていく速さと、多くのプロフェッショナルにもたらしている不安は、あなたにとってはチャンスの源だ。AIを恐れ、抵抗したり目を背けたりせずに、AIを活用してパーソナルブランドを構築し、自らの価値を高めよう。そして、より大きな課題に挑む準備ができていることをはっきりと示そう。
では、AIという強力な技術の進歩を味方につけて、リーダーとしてのポテンシャルを際立たせるための方法を4つ紹介しよう。
1. 先を見越して仕事にAIを取り入れよう
リーダーたる者は、変化が起きるのを待たず、自ら変化をリードする。変化を受け入れる力があることを示すために、自分の仕事とそのやり方を見直そう。自分にこう問いかけてほしい──「より速く、より賢く、より戦略的に仕事をする上で、AIをどう活用すればいいのか」。
それから、該当するすべてのタスクに、AIを積極的に取り入れよう。コンテンツの下書き作成でも、データ分析でも、プレゼンテーションの準備でも、新たなアイデアの模索でも何でもいい。AIを役立てられる方法をあれこれ試してみよう。
上司から提案されたり要求されたりするのを待っていてはいけない。アイデアや解決策を自ら発信するチームメンバーになろう。そうすれば、自発的に動き、好奇心にあふれ、革新的なマインドセットをもつ人間だということを証明できる。
