OpenAIは米国時間7月17日、AIアシスタント『ChatGPT agent(ChatGPTエージェント)』を発表した。AIアシスタントをより実務に生かしたい利用者が増える中、同社がAIタスク管理アプリケーション分野へ本格参入する最大の動きだ。
ChatGPTエージェントはスライド資料の作成、食材の購入、経費精算の提出など、利用者のさまざまなタスクを代行できる。
OpenAIによれば、既存スプレッドシートを毎週初めに最新データで更新するなど、タスクを定期的に自動実行するようスケジューリングもできる。
利用者はタスク実行中いつでもChatGPTエージェントを中断し、指示を明確化したりタスク自体を変更したりできる。作業は進行状況を保持したまま再開可能だ。
ChatGPTエージェントはいつ利用可能になるか
ChatGPT Proユーザーには米国時間7月17日終わりまでに提供開始予定(訳注:日本時間7月18日昼の時点ですでに日本からは利用可能になっている)。ChatGPT PlusとChatGPT Teamユーザーは「数日以内」に利用でき、EnterpriseプランとEducationプランのユーザーには数週間内に展開される見込みだ。
初期段階のため、スライド生成時に誤りが生じる可能性あり
ChatGPTエージェントはまだ初期段階にあるため、スライド生成時に誤りが生じたり「初歩的な出力」にとどまる可能性があると同社は強調した。機能と安全性のバランスを最適化しつつ、効率と出力の深度を向上させる方針だ。



