小林武史が本気で学ぶ、ASUENE西和田浩平の気候変動勉強会

グローバルでは1980年代から警鐘が鳴らされてきた気候変動問題。にもかかわらず、日本において行動変容のスピードはいまだ加速しきれていない。2000年代から環境問題を主軸にさまざまな社会課題に向き合い、解決に向けて試行錯誤してきた音楽家・小林武史が、GX事業を手がける「アスエネ」の西和田浩平から気候変動の現状や行動変容を促す制度について改めて学んだ。


日本の音楽シーンに数々の人気曲を送り出してきた一方で、長く環境問題に取り組んできた小林武史。サステナブルな未来をつくっていこうと、2003年に小林が立ち上げたap bankでは、Mr.Childrenの櫻井和寿、故・坂本龍一らとともにクリーンエネルギーや環境保全活動への融資、野外音楽イベント「ap bank fes」の開催、復興支援活動などさまざまなプロジェクトを立ち上げ活動を続けてきた。

アスエネを創業した西和田浩平にとって、環境問題に目を向けるようになったきっかけのひとつが、まさに「ap bank fes」だった。バンド活動に没頭していた学生時代に同フェスに行ったことで、「音楽を入り口に地球環境に投資や融資をする」という問題提起とアクションの在り方に大いに刺激を受けた。アスエネは、CO2排出量の見える化や削減、報告まで担うクラウドサービスを主軸に、企業の脱炭素化に向けたワンストップソリューションを提供しており、その事業づくりの起点には小林の存在が大きく影響していたという。

ap bankは2025年2月に開催した「ap bank fes’25 at TOKYO DOME 〜社会と暮らしと音楽と〜」で、アスエネ協力のもとCO2 排出量の見える化をイベントの前後で実施。参加者の行動変容につながる“気づき”を提供すべく、“カーボンニュートラル公演の実現”に取り組んだ。

こうしたつながりを経て今回、ビジネスとして気候変動に取り組んできた西和田が、実践者として長年活動してきた小林にグローバルな動向、経済環境などをレクチャーする勉強会を実施。「気候変動の外部環境」「世界・アメリカ・日本の政策と企業の変化」「生活者・消費者の考えと行動」「ap bank fes×アスエネの取り組み」「次世代と今後の共創」の5つのテーマで、国際機関の数値やデータを用いながら、環境政策の現状とこれからへの期待を共有していった。グローバルを含めた潮流は西和田から、現場で気づいた課題は小林からさまざまな意見が飛び交い、未来の在り方を語り合う、白熱の90分となった。

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