小林武史が本気で学ぶ、ASUENE西和田浩平の気候変動勉強会

次代のために政策と技術革新を

小林:国の制度と技術革新、エンターテインメントの機会が合致すれば、個人の行動変容のうねりは大きくなっていくでしょう。中でも、国が制度面から変えていくことはとても大切。政府が打ち出す政策が若い世代に向いているかは、とくに注視していることです。

advertisement

西和田:変化のスピードは、年々急激に加速しています。この1年でも、生成AIの圧倒的な進化には驚きを隠せないですし、再エネや次世代脱炭素技術、ソフトウェアなどの技術革新もこれから急速に進んでいくとみています。そのなかで政治や規制がいかにスピーディーに適応していけるかが試されますよね。

小林:AIの登場に気をつけるべき点は多くある一方で、人間同士では意思決定が遅くなるところを、AIに助けてもらうという使い方もあるのでは。人類が抱える数々の難題を解決すべく、AIに優秀なアドバイザーになってもらう。そんな共存の仕方で、AIに支配されるのではない未来の在り方を、考えていきたいですね。

客観性をもって「今」から「未来」を写し出していく

「今年の夏は暑い(熱い)ねー」という声はもう聞かなくなるくらい、常態化してしまった“地球熱”。極端な季節の変わり方は、「四季」ではなく「二季」になったとも言われる。豪雨による災害はどこに起こるかわからない。しかもそれらがすべて加速している感じが年々ある。

advertisement

だけど、世論調査などでは、政治に期待する項目として、気候変動対策は経済や外交などに比べて関心が低い。どちらがより重要だと思うかという問いなので、何ともあてにならないところもあるが、いつまでもこの状態では本当に「ゆでガエル現象」になってしまいそうだ。

前から言っているが、声を上げ、そうじゃないと思う人たちとの対話が必要なのではないか。

AIを使っていくことも含めて、さまざまな客観性をもって自分たちの「今」から「未来」を写し出していくという作業をするべきだと思います。

そのうえで、各分野でできることがたくさんあると思うし、それが経済や外交にも、願わくば平和的にもよい影響が生まれることを目指していくべきだと考えます。

小林 武史

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事