健康

2025.07.24 08:15

「疲労社会」のドリンク剤離れ、健康意識変革と新たな需要

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猛暑が続く中、皆さんはどのようにして活力を保っているだろうか。連日の厳しい暑さに疲れ、滋養強壮ドリンク剤に頼る人も少なくないだろう。そんな中、マイボイスコムが全国の老若男女を対象に実施した「ドリンク剤の利用」に関する調査結果を公表している。

それによると、まず慢性的に疲労を感じている人は、「感じている」「やや感じている」を合わせて6割弱いることがわかった。男性の40~50代ではそれぞれ6割強、女性の10~50代では7割前後と全体より割合が高くなっている。

ドリンク剤・滋養強壮剤の利用については、約3割の人が利用していると回答。週1回以上飲む人は1割に達し、慢性的に疲労を感じていると回答した人は4割強近くに上っている。ただ、疲労を感じている人は増加傾向だが、飲む頻度としては2019年の調査以降減少傾向で、ドリンク剤・滋養強壮剤離れがみられる。

ドリンク剤・滋養強壮剤飲用者の飲用シーンとしては、「疲れがたまっているとき」が69.2%、「風邪気味・発熱など体調が悪いとき」が30.8%、「栄養補給をしたいとき」「気合を入れたいとき」が各2割強という結果に。よく飲む銘柄としては、「リポビタン」が14.6%、「アリナミン」「チオビタ」が7~9%。「チョコラBB」は、女性若年層でやや高くなっており、「疲れがたまっている」は女性で比率が高く、特に40~60代で顕著だという。

ドリンク剤・滋養強壮剤飲用者の重視点は、「効能・効果」「価格」が各5割前後。「味」が39.0%、「飲みやすい」が36.0%と続いている。飲んでいる銘柄によって、重視点が違っており、利用したい時の状態によって飲み分けているようだ。

一方、飲みたくないという回答者の意見としては、「体に悪そうだから」「効果が期待できなさそうなのと、飲む事が癖になりそうだから」「甘いのが多いので、頻度はできるだけ少なくしたい」「ドリンク剤を使うほど仕事などに勤しむつもりがない」などが挙がっており、イメージによる先入観やドリンク剤には頼りたくないという意志を感じられる。

筆者もかつては滋養強壮ドリンク剤を愛飲していたが、近年は口にすることが減った。飲まなくなった人、飲みたくない人をいかに取り込んでいけるのか。かつて一斉を風靡したドリンク剤CMも影をひそめている中で、飲料メーカーの次の一手に注目したい。

出典;マイボイスコム「ドリンク剤に関する調査」より

文=飯島範久

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