3. 新たな習慣の創出にも役立つスマートウォッチ
スマートウォッチを手首につけていると、集中力が削がれる場面が増すだけだと思い込んでいる人は多い。だが、計画性を持って用いれば、まったく逆の結果が得られるはずだ。
筆者の個人的な経験からいうと、深く集中して仕事に取り組む時や、運動をする間は、サイレントモードをオンにするのがいい。スマートウォッチとのやりとりを、画面をチラ見する程度、あるいはリマインダーのみにとどめておけば、無駄に画面をスクロールすることなく、順調にタスクを進められるはずだ(ちなみに、筆者がサイレントモードに設定するのは、テニスのレッスンや、コーチングのセッション中、短時間で集中して文章を書く「ライティング・スプリント」を実行している時だ)。
高い実績を上げる者にとって、スマートウォッチが差別化要因となる理由
仕事上でプレッシャーの高い役割を担い、さらに家族に関する予定もみっちり詰まっていて、1分1秒が惜しいという状況にあるなかで、責任あるタスクの実行を静かに促してくれるシステムを持てば、コンスタントに実績を出し、公私の境界線を明確にできるようになり、最終的には、時間の使い方に関する満足感が高まるはずだ。
スマートウォッチの価値は、私たちの生活に、さらなるテクノロジーを持ち込む点にあるのではない。むしろ、マインドフルな習慣を強化する後押しになるところに、その価値がある。
ウェアラブルテクノロジーは、計画的に用いれば、単なる便利な存在という域を超えて、集中力や連携性を高め、持続可能な習慣をつくる触媒になる可能性を秘めている。


