施設ジャンル別では、「水族館」の一般券平均が2158円で最も高く、テーマパークは1622円、動物園は1427円であった。動物園は自治体・公営企業による運営が多く、値上げ幅が少額にとどまる傾向にあるため、他の施設に比べて価格の伸びが緩やかだ。

値上げの背景には、電気代や人件費といった運営コストの高騰に加え、混雑緩和を目的とした変動料金制の導入や、「待ち時間の短縮」といった付加価値の高いチケット種別の価格引き上げが挙げられる。レジャー施設全体として、客数よりも客単価を追求する傾向が強まっており、2026年以降も値上げの動きは継続すると予測される。
しかし、高額な価格設定は若年層の来園意欲を減退させたり、価格と期待値のずれから既存顧客のリピート率が低下したりといった課題も指摘されている。売上向上と顧客満足度のバランスを取ることが極めて重要であり、価格に見合う価値を来園者に提供できるかどうかが、今後の収益確保の鍵となるだろう。
出典:株式会社帝国データバンク「2025年『主要レジャー施設(テーマパーク)』価格調査」より


