エルトン・ジョンの膨大なディスコグラフィを振り返ると、英国において最も成功を収めているタイトルのひとつとして際立っているのが、コンピレーション・アルバム『Diamonds』だ。ピアノの名手として知られる彼がリリースした複数のベスト盤のひとつであり、この作品には長年にわたって人気を博してきた代表曲の数々が収録されている。世界中のリスナーにとって定番の一枚となっており、各種ストリーミングサービスやiTunesなどのダウンロード販売でも今なお選ばれ続けている。
一般的にはベスト盤は一枚で十分とされることが多いが、『Diamonds』はそうした常識に当てはまらない。発売から10年も経っていないにもかかわらず、エルトン・ジョンのキャリアにおいて、母国である英国で最も長くチャートにとどまり続けているアルバムとなっている。そして同アルバムが今週ついに大きな節目を迎えた。
通算400週ランクインを達成
今週、『Diamonds』はOfficial Albumsチャートにおいて通算400週目のランクインを果たした。このチャートはジャンルやフォーマットを問わず、英国国内で最も消費されているアルバムをランキング形式で示すものである。この記念すべき週に『Diamonds』は1つ順位を上げ、現在の順位は第16位となっている。
ストリーミングチャートでも好調を維持
『Diamonds』は、Official Albums Streamingチャートにもランクインしており、こちらではさらに好成績を収めている。英国国内で最も再生されているアルバムを集計したこのチャートにおいて、今週『Diamonds』は第13位から第10位に上昇し、再びトップ10に返り咲いた。これにより、『Diamonds』はOfficial AlbumsチャートとOfficial Albums Streamingチャートの両方で、通算400週目のランクインを記録した。なお、同アルバムはどちらのチャートでも1位を獲得した実績がある。
