徐々に火がついたロングヒット
『Diamonds』は2017年11月にOfficial Albumsチャートで初登場第5位を記録した。当初はさほど注目されていなかったが、2024年1月には初の1位を獲得している。この出来事は、エルトン・ジョンがブランディ・カーライルとの共作による新作『Who Believes in Angels?』で再び1位を取る直前のタイミングで起きたものである。
また、『Diamonds』は2023年夏に英国で最もストリーミング再生されたアルバムとなっており、それがちょうど2年前のことである。
さらにこの作品は、Official Albums Sales、Official Album Downloads、Official Physical Albums、Official Vinyl Albumsといった他の英国国内チャートでも、1週だけながらそれぞれ1位を獲得している。
エルトン・ジョン作品で最長チャートインを記録したアルバム
エルトン・ジョンのアルバムのうち、Official Albumsチャートで通算100週以上ランクインを果たしているのは、『Diamonds』を含めて3作しかない。もうひとつは別のベスト盤『The Very Best of Elton John』で、こちらはぴったり2年間、すなわち104週ランクインした。3作目はスタジオアルバム『Goodbye Yellow Brick Road』で、こちらは102週という成績を残している。
このように、『Diamonds』はリリースからの年月を超えて、エルトン・ジョンのキャリアにおける象徴的な存在となり続けている。


