ネットフリックス追撃の動きを強めるアマゾンが、また新たな手に打って出た。9月1日、アマゾンは同社のプライム会員向け動画ストリーミングサービスがダウンロードに対応。オフラインで再生を可能にすると発表した。オフライン再生はネットフリックス社は対応出来ていない。
オフライン再生は同社が2013年に発表したキンドル・ファイアーで既に対応済みだったが、今回の取り組みでiOSやアンドロイドデバイスのほとんどに適応することになる。この機能はネットフリックスの会員らも待ち望んでいるものだが、アマゾンが先を越したかたちだ。
アマゾンのオフライン再生は全てのタイトルが対象となる訳ではないが、同社のオリジナル作品として話題の「Bosch and Transparent」や英国の人気テレビドラマ「ダウントン・アビー」、米国の人気シットコム「ラリーのミッドライフ★クライシス」などの注目作品に対応する。
アマゾンの今回の発表はネットフリックスがEpix社との契約延長の交渉に頓挫した直後に発表された。この事はすなわち、ネットフリックスの会員が「ハンガー・ゲーム」などの人気作を見られなくなることを意味する。
アマゾンはさっそく「ハンガー・ゲーム」第二作の「燃え広がる炎」や「ウルフ・オブ・ウォールストリート」といった人気タイトルを、オフライン再生可能な注目作品コーナーにピックアップしている。