映画

2025.07.17 15:00

最新クライムドラマ『スニーキー・ピート』、批評サイトで96%の高評価 アマプラで配信中

Todd Williamson/Getty Images for Amazon Studios

Todd Williamson/Getty Images for Amazon Studios

(訳注)この記事は、ジョヴァンニ・リビシとブライアン・クランストンが主演する批評家絶賛の犯罪ドラマ『Sneaky Pete(スニーキー・ピート)』が、Amazon Prime VideoからNetflixへと舞台を移したことを記念して書かれたものだが、日本ではまだNetflixには移動していない。日本では引き続きAmazon Prime Videoで全シーズンを視聴できる。

advertisement

ときに映像配信サービスには、これまで見逃していた、あるいは存在すら知らなかった作品が突然現れ、後になって「なぜ観なかったのか」「どうして気づかなかったのか」と首をかしげることがある。本作『スニーキー・ピート』はまさにその類だ。『ブレイキング・バッド』のブライアン・クランストンが生み出し、批評サイトのRotten Tomatoesで96%という高評価を獲得したにもかかわらず、Amazonプライムでは十分な視聴者をつかむことができなかった。そしてNetflixで新たな挑戦を始め、週末の時間を「盗む」用意を整えている。

本作『スニーキー・ピート』シリーズは、2017年にAmazonプライム・ビデオで初公開された詐欺師ドラマだ。全3シーズン30話には知的でスリリングな物語が詰め込まれており、ロッテン・トマトでは肯定的レビュー46件、否定的レビュー2件という圧倒的評価を受けている。キャストはジョヴァンニ・リビシ、ブライアン・クランストン、リーベ・バラール、マリン・アイアランド、マイケル・ドレイヤー、マーゴ・マーティンデイルと豪華だ。

物語の中心はマリウス(リビシ)という天才詐欺師だ。服役を終えた彼は、かつての同房者ピート・マーフィー(イーサン・エンブリー)の身分を盗み取り、ピートの故郷であるコネチカット州ブリッジポートで疎遠だった家族に近づく。家族は本物のピートに幼少期以来会っておらず、マリウスを温かく迎え入れる。

advertisement

家族の女家長で祖母のオードリー(マーティンデイル。2017年クリティクス・チョイス・テレビジョン・アワード助演女優賞ノミネート)は、夫オットー(ピーター・ゲレッティ)とともに経営難の保釈保証業を営む。マリウスは彼女の信頼を得るが、やがて一族が抱える深い闇を知り、増大する脅威をかわしつつ自身の目的を隠し続けねばならなくなる。

その背後では、ギャングのボスであるヴィンス(クランストン)が借金返済を迫ってマリウスを死に迫るほど追い詰める。詐欺計画が複雑化する中、鋭い勘を持つ従姉ジュリア(アイアランド)、頭脳明晰な妹カーリー(バラール)、短気な地元警官テイラー(シェーン・マクレー)らが登場し、綿密に構築されたマリウスの偽りの人生に次々と試練を投げかける。

次ページ > 制作チーム、様々な批評

翻訳=酒匂寛

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事