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2025.07.17 06:15

高校生のお小遣い事情、キャッシュレス容認も現金派の意外なホンネ

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子供にいくらお小遣いを与えるべきか。特に高校生ともなると、通学距離も伸び、人付き合いも発生するので、ある程度の額は必要だ。他の子供たちがいくらもらっているのかも気になる親が多いと思うが、スタディサプリが高校生のお小遣い調査2025を発表し、金額やお小遣いのあり方について公開している。

それによると、お小遣いの平均額は、5415円で、前年より136円アップ。ジワジワと金額が上がっている。高校1年が5511円、高2が4892円、高3が5726円となっており、概ね5000~6000円程度が相場のようだ。

子供にお小遣いを渡して、その使い道を把握しているかを親に聞いたところ、「よく把握している」「ざっと把握している」を合わせて52.6%が把握していると回答。どのように把握しているのかについては、「子供との会話」が89.0%とほとんどの人が回答。レシートや電子マネーの使用履歴を見てまで把握しようとしている人はごくわずかだった。

一方、最近は電子マネーの時代。高校生にお小遣いをキャッシュレスでもらいたいか問うたところ、「キャッシュレスでもらいたい」「どちらでもいい」を合わせると、62.1%の人がキャッシュレスに前向きだった。

その理由としては、「普段の買い物に使いやい」が49.3%、「ポイント付くからお得」が15.6%となっており、ポイ活も視野に入れていることがわかった。

ただ、キャッシュレスNGという人も37.9%おり、その理由としては「学校や生活環境ではキャッシュレス非対応」「学校内ではスマホが使えない」という、使いづらいという意見が多い中で、「お金を使っている感覚がなくて、気づいたら残高ゼロ」「金銭感覚がおかしくなる」という人もおり、「現金のほうがありがたみを感じる」といったお金の価値観やありがたみをしっかり感じている高校生もいるようだ。

筆者の子供たちは、まだ中学生だが必要な額だけ与える方式を取っている。少し前まではお手伝いしたら、お小遣いを与えて、それをためて自分の欲しいものを買っていた。子供の育て方はそれぞれだが、子供たちにはお金の大事さや価値観は身につけてもらいたい。

出典:リクルート「高校生のお小遣い調査2025」より

文=飯島範久

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