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2025.07.15 11:30

加速する「AIによるリストラ」、米テック・メディア大手が人員削減に踏み切る

y-studio / Getty Images

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セールスフォースCEOのマーク・ベニオフが「社内の業務の半分はAIが担っている」と発言したように、AIの急速な普及に伴い、数多くの企業がチームを解体し始めている。以下は、現在進行中の主なリストラの一覧である。

・ジェフ・ベゾス率いる宇宙開発企業のブルーオリジンは、自動化に向けた組織再編の一環として、全従業員の約10%にあたる1000人を削減すると発表した

・Bumbleは、Hingeなど、AIを活用した競合のマッチングアプリに対抗するため、従業員の30%にあたる約240人を解雇すると発表した

・Business Insiderは、グーグル検索からのトラフィック減少をAIで補うため、全体の21%の人員を削減すると発表した

・Dropboxは、AI中心のサービスに移行するため、昨年末に20%の人員を削減した

・グーグルは、AIによる要約機能の導入で検索流入が減るなか、検索、広告、コマース部門の従業員に早期退職を提示した

・IBMは、主に人事部門において、AIによる業務自動化のために約9000人の人員を削減した

・インテルは、AI事業への転換に伴い、工場労働者の最大20%を削減予定である。昨年末の時点で従業員数は10万人を超えていた。

・JPモルガン・チェースは、業務効率の向上とAI活用を理由に、オペレーション部門の人員を10%削減することを見込んでいる。

・メタは、AIへの本格投資とともに、従業員の約5%にあたる4000人を削減する予定だ。OpenAIからの人材引き抜きや、ギットハブの元CEO、ナット・フリードマンを新設のSuper Intelligence Labsの共同責任者として迎えるなど、AI人材の獲得に動いている。

・マイクロソフトは、今年に入り全体の7%にあたる1万5000人を削減した。CEOのサティア・ナデラは、現在社内で書かれるコードの20〜30%がAIツールによるものだと語った。削減対象は営業、マーケティング、プロダクト、エンジニアリング、ゲーム(Xboxを含む)などの部門全般にわたる。

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翻訳=江津拓哉

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