「転職すれば人生が変わる」ーーそう信じて新しい職場に飛び込んだはずなのに、気がつくと以前と同じような悩みを抱えて、しばらくして「また会社辞めたい」と感じ始める人。かたや転職後、充実した日々を送っている人。その違いはいったいどこにあるのでしょうか。
「退職学(resignology)」の研究家、佐野創太さんの著書『脱 会社辞めたいループ』(サンマーク出版)から一部引用・再編集してご紹介します。
転職をきっかけに人生を好転させる人がやっていること
これまで1500名以上のキャリア相談に乗ってきました。その中でも多いのが、「転職できたけれどしばらくしてモヤモヤがまた出てきた」という悩みです。
こうして転職後しばらくして、次のような悩みを再び抱えて相談にくるシーンを幾度となく見てきました。
「自分のやり方を押し付ける上司の考え方や価値観についていけません」
「この仕事をしていても成長できるとは到底思えないし、ずっとやりたいとも思えません」
「大変な仕事の割には給料が低くて、給料日のたびに自分を安売りしているような気持ちになります」
そして、仕事で感じるモヤモヤは、生活にも少しずつ忍び寄ってしまいます。
「休日に自己分析や自己投資をしてるのに”このままでいいの?”が止まりません」
「友人の転職や結婚報告のSNSを見ると、取り残されているような気になっちゃいます」
「寝る前にスマホをぼーっと眺めて”早く寝ればよかった”と後悔するのをやめたいです」
この人たちは口を揃えてこう言います。
”転職前と変わっていない気がします”
転職「だけ」うまくいった人は、結局、転職しても不満を言っているのです。いわば、モヤモヤし続ける負のループにはまってしまっています。
これが、「会社辞めたい」ループです。
皮肉にも、「会社を辞める」を目的にするからこそ、「会社辞めたい」ループに陥ってしまうのです。



