PARMIGIANI FLEURIER|トリック パーペチュアルカレンダー
多くのブランドで採用されている永久カレンダー機構だが、日付や曜日、うるう年など表示する内容が多いため、ダイヤル上は混みあいがだ。しかしパルミジャーニ・フルリエでは表示する要素と色数を絞り込み、ふたつのインダイヤルと4本の針で永久カレンダーを表現。ダイヤルの大きなスペースはゴールデンアワーと命名した華やかな色で演出するが、サンドブラスト加工によるマットな質感で品格を高める。ストラップはヌバック加工したアークティックグレー色のアリゲーターレザー。この色合わせも極上だ。
BREITLING|トップタイム B01 ファウスト・コッピ
1960年代にブライトリングが製作していたレース系クロノグラフを現代的に進化させた「トップタイム」。レトロな雰囲気を残しているので、1960~70年代に流行した華やかなカラーダイヤルとも好相性だ。このモデルは20世紀中ごろに活躍したイタリアの伝説的サイクリスト、ファウスト・コッピを讃えたモデル。ダイヤルには彼の自転車のシンボルカラーであった華やかなターコイズ色をきかせ、クロノグラフ秒針にオレンジを取り入れた。レトロでポップなカラーをまとうクロノグラフは、つけているだけで気分を上げてくれる効果がある。
LOUIS VUITTON|タンブール
2023年に旗艦モデルの「タンブール」をアップデート。ケースは薄型化してブレスレットと一体化し、全体的にスポーティな雰囲気に。ケースとブレスレットにローズゴールド素材を使ったこのモデルには、暖かみのある発色に合わせてブラウンダイヤル採用。華やかなファッションアクセサリーとして楽しめる。もちろん時計としてのクオリティも高く、搭載ムーブメントは傘下のラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン製のCal. LFT023。高精度なうえに、機械のデザインも美しい。つけてうれしく、眺めて楽しい時計だ。


