時計

2025.07.19 15:00

あなたの腕元=時計に彩りを

TUDOR|ブラックベイ 58

自動巻き、SSケース、ケース径39㎜。649000円〈チューダー/日本ロレックス / チューダー Tel:0120-929-570〉
自動巻き、SSケース、ケース径39㎜。649000円〈チューダー/日本ロレックス / チューダー Tel:0120-929-570〉

タフウォッチの名門であるチューダーだが、その機能性はそのままに、カラーリングで遊び心を加えている。このモデルはチューダー初の200m防水ダイバーズが発表された1958年にちなんだモデルで、デザインは王道スタイル。しかしベゼルとダイヤルにバーガンディ色にすることで艶やかな個性を加えた。ムーブメントは高耐磁と高精度のマスター クロノメーター認定を取得した。

CREDOR|ロコモティブ GCCR997

自動巻き、Tiケース、ケース径38.8㎜。1870000円〈クレドール/セイコーウオッチお客様相談室 Tel:0120-302-617〉
自動巻き、Tiケース、ケース径38.8㎜。1870000円〈クレドール/セイコーウオッチお客様相談室 Tel:0120-302-617〉

多くの傑作時計をデザインし「時計界のピカソ」と呼ばれたジェラルド・ジェンタが手がけ、1979年に誕生した「ロコモティブ」は2024年に復活し、大きなニュースになった。その新作は、ダイヤルカラーがグリーンになった。アイコニックなデザインの六角形ケースはかなり個性的だが、ダークグリーンとの組み合わせることで、シックな魅力が加わっている。

MONTBLANC|モンブラン アイスシー オートマティック デイト ゼロ オキシジェン 38mm

自動巻き、SSケース、ケース径38㎜。予価481800円〈モンブラン/モンブランお客様サポート Tel:0800-333-0102〉
自動巻き、SSケース、ケース径38㎜。予価481800円〈モンブラン/モンブランお客様サポート Tel:0800-333-0102〉

氷河湖でのアイスダイビングをイメージしたモデルで、硬く締まった氷河を思わせるブルーダイヤルは、グラッテボワゼという技法によって美しいグレーシャー(氷河)パターンをつくり出している。ケース内部を無酸素に保ち、潤滑油の酸化など防ぐゼロ オキシジェン技術を取り入れ、防水性能は300mを実現。ISO 6425規格に準拠した本格派のダイバーズウォッチだ。

ANTOINE PREZIUSO GENEVE|シエナ

自動巻き、SSケース、ケース34.5㎜。1782000円〈アントワーヌ プレジウソ ジュネーブ/一新時計 Tel:03-6631-0087〉
自動巻き、SSケース、ケース34.5㎜。1782000円〈アントワーヌ プレジウソ ジュネーブ/一新時計 Tel:03-6631-0087〉

天才時計師として知られるアントワーヌ・プレジウソが、自身の名を冠したブランドを立ち上げ、初代モデルとして1986年に発表したのが、イタリアの古都シエナの時計塔をイメージした小ぶりなケースの1本針モデル「シエナ」。その進化系モデルは、時分の2針式へと改良して実用性を高めた。ブルーのマザー・オブ・パール製の美しいダイヤルと共に流れる時を楽しみたい。

GLASHÜTTE ORIGINAL|セネタ・エクセレンス・パノラマデイト・ムーンフェイズ

自動巻き、SSケース、ケース径40㎜。1716000円〈グラスヒュッテ・オリジナル/グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座 Tel:03-6254-7266〉
自動巻き、SSケース、ケース径40㎜。1716000円〈グラスヒュッテ・オリジナル/グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座 Tel:03-6254-7266〉

グラスヒュッテの時計づくりの伝統を継承するドイツの正統派。ローマン数字のインデックスでエレガントなデザインをつくりつつ、ムーンフェイズとパノラマデイトを対面に配置して独特のスタイルを演出。細かいグレイン仕上げを施したフロステッドカッパーのダイヤルは、光沢感控えめの暖かな色合いなので、品のある個性をつくる。

FRANCK MULLER|トノウ カーベックス クレイジー アワーズ

自動巻き、18KWGケース、ケース縦45×横32㎜。5170000円(フランク ミュラー/フランク ミュラー ウォッチランド東京 Tel:03-3549-1949)
自動巻き、18KWGケース、ケース縦45×横32㎜。5170000円(フランク ミュラー/フランク ミュラー ウォッチランド東京 Tel:03-3549-1949)

時の哲学者フランク ミュラーにとって、流れている時間はドラマティックで美しいもの。そんな思いを凝縮させたのが、時針がジャンプして動く独創的な機構「クレイジー アワーズ」だ。2003年のデビュー当時から話題を集め、20年以上たった今でも、その魅力は揺るがない。美しいグリーンのダイヤルとストラップを組み合わせることで、腕元のアクセントとなる。柔らかにカーブするケースやギョーシェ仕上げがつくり出す光の効果で、グリーンの色彩を複雑かつ優雅に演出。じっと眺めていられる時計だ。

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direction by Akira Shimada | text by Tetsuo Shinoda | photographs by Kazuki Nagayama | styling by Makoto Yoshino

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