HUBLOT|ビッグ・バン ウニコ ミントグリーンセラミック
高級時計の世界に、カラーという楽しみ方をもち込んだウブロでは、これまでにさまざまな色のセラミックを開発してきた。カラーセラミックは主成分となる酸化ジルコニウムに顔料を加えるが、生成時に加える熱によって多少変色するため、その度合いまで計算しなければ理想の色を引き出すことは不可能。しかしウブロでは長年の研究で淡い色のセラミックの製造に成功し、最新作ではミントグリーンを新たなカラーパレットに加えてきた。今年は傑作ビッグ・バンが20周年を迎えたが、まだまだ刺激的に進化中だ。
PANERAI|ルミノール マリーナ チタニオ
イタリアンラグジュアリーを体現する時計として人気を集めるパネライ。しかし今年はブランド自らのルーツに立ち返り、イタリア海軍特殊潜水部隊が愛用した軍用時計の直系となる「ルミノール マリーナ」を500m防水へとブラッシュアップ。ムーブメントは新開発のCal.P.980を搭載する。このチタンモデルは深いグリーンをダイヤルなどに採用。トレンドも楽しめる時計となった。
BLANCPAIN|バチスカーフ コンプリート カレンダー ムーンフェイズ
モダンダイバーズウォッチの原点「フィフティ ファゾムス」の誕生から3年後の1956年に生まれた「バチスカ-フ」は、細いベゼルで都会的な雰囲気をつくる。その最新モデルは、軽くて耐傷性に優れるセラミックをケースに使用し、ダイヤルとベゼルにはグリーンを合わせた。ダイヤルの表面にはサンレイ仕上げを施しているので光のあたり方で美しく濃淡が変わる。
ZENITH|G.F.J.
創業160周年を記念し、創業者ジョルジュ・ファーブル=ジャコの頭文字から命名したドレスウォッチ「G.F.J.」を発表。1950年代に天文台が開催していたクロノメーターコンクールにて優秀な成績を収めた傑作Cal.135をブラッシュアップしたムーブメントを搭載。ダイヤルはラピスラズリ製で、スモールセコンドはマザー・オブ・パール。
TAG HEUER|タグ・ホイヤー フォーミュラ1 ソーラーグラフ
久しぶりにF1世界選手権の公式計時に復帰したタグ・ホイヤーは、モータースポーツの世界を軽やかに、そして鮮やかに時計に取り入れた。このモデルは光発電で駆動するクオーツを搭載するが、重要なのが色使い。レース界の定番色ブリティッシュグリーンを用いたこのモデルは、第12戦イギリスGPに合わせて発売する。
BVLGARI|ブルガリ アルミニウム
ラグジュアリーメゾンのブルガリは、さまざまな色で時計を彩ってきた。しかし今回はあえてホワイトを取り上げたい。もちろん時計界の定番色なのだが、ブルガリの場合はベゼルやブレスレットコマに使っているラバーパーツをマットなホワイトでまとめることで、独特の質感を引き出しているのが特徴。ケースもサンドブラスト仕上げなので、シンプルな配色ながら存在感がある。


