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2025.07.13 14:00

もうジャケ買いで失敗しない、バーボンラベルの「正しい読み解き方」

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バーボンの種類

さて、次にボトルの中がどの種類のバーボンなのかを知る必要がある。最初のステップは、蒸留所が自社のバーボンを分類するために使用している用語を調べることだ。

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ストレート・バーボン (Straight Bourbon)

これは法的に定義された用語であり、中のバーボンが内側を焦がした新しいオーク樽で少なくとも2年間熟成されていることを示す。もし4年未満の熟成であれば(ほとんどのストレート・バーボンはそうではないが)、ブレンドに使用された最も若い原酒の正確な熟成年数をラベルに記載しなければならない。素晴らしい味わいのウイスキーを探しているなら、通常、ストレート・バーボンを選んで間違いはない。

ボトルド・イン・ボンド (Bottled in Bond)

これも法的に定義された用語で、19世紀の品質保証法に由来し、いくつかの事を保証する。そのバーボンは熟成年数が4年以上、アルコール度数はちょうど100プルーフ(50%)であり、単一の蒸留所によって単一の蒸留シーズンに製造されたものである。また、それが製造された蒸留酒製造プラント(D.S.P.、Distilled Spirits Plant)の名称と番号、そしてもし異なる場合は瓶詰め施設のD.S.P.番号を記載しなければならない。価値と品質を求めるなら、ボトルド・イン・ボンドのバーボンはしばしば期待に応えてくれる。

ケンタッキー・バーボン (Kentucky Bourbon)

ケンタッキー・バーボンと表示されるためには、ボトルの中の液体が「ブルーグラス・ステート(ケンタッキー州の愛称)」で蒸留されていなければならない。それが唯一の要件であるため、この用語はケンタッキー・バーボンの多様なフレーバーやスタイルに添えられている可能性がある。

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ブレンデッド・バーボン (Blended Bourbon)

おそらく市場で最も一般的なバーボンの種類の一つであるが、ブレンデッド・バーボンという呼称を軽視すべきではない。これが意味するのは、ボトルの中の液体が、おそらく異なるマッシュビルを持つ様々な蒸留所や州の原酒をブレンドして作られたということだけである。過去には低価格のバーボンで頻繁に使用され、今もそうであるが、最近では刺激的なブレンドを手がけるプレミアムバーボンが幅広く存在する。

シングルバレルとスモールバッチ・バーボン (Single Barrel and Small Batch Bourbon)

これらの用語はいずれも連邦政府によって規制されてはいないが、バーボンの世界では非常に人気があり、主要な賞のカテゴリーにもなっているため、業界内で厳しく自主規制される傾向にある。それぞれが飲み手に対し、中の液体が限定されたロットのものであり、それゆえにより高い価格がつくプレミアム製品であることを伝えている。ほとんどの蒸留所は、自社の最高級のボトリング製品のためにこれらの表示をとっておく。シングルバレルは文字通り、ウイスキーが単一の樽に由来していて、そのためボトリングごとに違いが生じることがある。スモールバッチは最終製品を作るためにブレンドされる前に、最大で200樽ほどのまとまり(バッチ)で熟成されることが多い。

ウィーテッドとハイライ・バーボン (Wheated and High Rye Bourbon)

近年人気が高まっているこれらのスタイルは、いずれもそのマッシュビルのことを指している。一般的なバーボンよりも表示された穀物(ウィートは小麦、ライはライ麦)を多く含んでいる。どちらも最低51%のトウモロコシを含んでいるためバーボンと表示されるが、味わいは大きく異なる。

カスクストレングス・バーボン (Cask Strength Bourbon)

バレルプルーフとも呼ばれるこの呼称は、中のウイスキーが樽から出された時のプルーフ(後述)で瓶詰めされていることを意味する。これは、特定のプルーフとフレーバーの特徴を実現するために蒸留所で加水されるほとんどのバーボンとは異なる。アルコール度数はしばしば50%(100プルーフ)以上になる。その豊かで力強い風味から、近年人気が高まっているスタイルだ。

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翻訳=酒匂寛

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