最近の酒屋でバーボンの棚が並ぶ通路を歩くのは、チャーリーがウォンカのチョコレート工場に足を踏み入れた時の感覚に似ている。あまりにも多くの素晴らしいウイスキーが選択肢となるため、少々圧倒されてしまうほどだ。琥珀色の美酒で満たされたトロフィーのようにボトルが通路に並び、それぞれのラベルがこちらの注意を引こうと訴えかけてくる。あるものは熟成年数を誇示し、あるものは秘伝の一族のレシピを示唆し、またあるものは「Old」(伝統)「Reserve」(特別)「Single Barrel」(特別な樽)「Small Batch」(少量生産)といった特徴を謳う。これでは頭が痛くなっても無理はない。
しかし、事はそれほど複雑ではない。バーボンのラベルに記載された情報を解読し、それが自分の好みにどう合致するのかを知るための簡単な手引きさえあればよいのだ。以下に、真の専門家のようにラベルを読む方法を紹介しよう。
基本:バーボンとは何か
まず、基礎を固めよう。バーボンはアメリカンウイスキーの一種であるが、すべてのアメリカンウイスキーがバーボンであるわけではない。その称号を得るためには、米国連邦法で定められた厳格な法的基準を満たす必要がある。
・米国で製造されていること。
・そのマッシュビル(穀物の配合比率)が、少なくとも51%のトウモロコシを含んでいること。
・160プルーフ(アルコール度数80%)以下で蒸留されていること。
・内側を焦がした新しいオーク樽で熟成されていること。
・樽に入れる際のアルコール度数が125プルーフ(アルコール度数62.5%)以下であること。
・ボトリング(瓶詰め)時のアルコール度数が80プルーフ(アルコール度数40%)以上であること。
・そしてこれが重要だが、純水以外のいかなる添加物も認められていないこと。
これらすべてが意味するのは、「バーボン」と表示されたボトルを手に取ったとき、一定レベルの本物であること、透明性、そして職人技が保証されているということである。



