職場のAI活用「ほぼ活用されていない」が4割
職場でのAI活用状況については「ほぼ活用されていない」が39.8%で最も多く、積極的に活用している職場は「全社的に積極的に推進・活用されている」(7.6%)、「多くの部署や業務で活用されている」(5.9%)を合わせても13.5%にとどまった。「一部の部署や業務で導入されている」も18.8%で、多くの職場でAI活用がまだ限定的であることがわかった。
6割超が「仕事の置き換わり」を予感
自分の仕事がどれくらいAI技術に置き換わると思うかを尋ねたところ、「半分以上置き換わる」(36.5%)と「1割〜3割置き換わる」(28.0%)を合わせて64.5%が何らかの代替を予想した。「ほぼ置き換わらない」は16.8%にとどまった。
職種別では、クリエイティブ系で「半分以上置き換わる」が66.7%に達し、「1割〜3割置き換わる」(33.3%)と合わせて全員が代替されると予想するという衝撃的な結果となった。営業系でも「半分以上」(51.4%)と「1割〜3割」(24.3%)で計75.7%が代替を想定している。一方、エンジニア系では「半分以上置き換わる」は19.0%で、「1割〜3割置き換わる」が57.1%と、部分的な代替を想定する傾向が強い。
AI時代への備え「基本知識の習得」が最優先
AI技術が当たり前になる未来に向けてやっておいた方がいいと思うことを聞いたところ、「生成AIに関する基本的な知識を身につける」(67.5%)が最も多く、「新しいことを学び続ける意欲を持つ」(49.9%)、「人間ならではの発想力やコミュニケーション力を鍛える」(48.5%)が続いた。
これらの回答からは、働く女性がAI技術の単純な操作習得以上に、AI時代に向けた長期的で戦略的な準備の重要性を認識していることがうかがえる。
個人と企業のAI活用に大きなギャップ
今回の調査では、個人の生成AI利用と職場での活用状況に大きなギャップがあることがわかった。
2024年に総務省が実施した調査では、企業の生成AI活用方針について「積極的に活用する」と回答した割合は、中国71.2%、アメリカ46.3%に対し日本はわずか15.7%だった。調査を実施した『女の転職type』編集長の小林佳代子氏は、「個人のAI利用が進む一方で、企業としての導入や活用推進にはまだまだ課題がある」と指摘している。
【調査概要】
調査対象:『女の転職type』の会員364名
調査期間:2025年5月27日~6月6日
調査方法:Webアンケート


