「Kawaii(カワイイ)」といえば、若い女性や子どもに親しまれる文化というイメージが強い。職場でも自分のデスク周りを「カワイイ」で飾っている人もいるだろう。そのKawaiiから遠い距離にいるのが、年を重ねた男性たちだ。しかし、スーツ姿のビジネスパーソンが「カワイイ」を職場に取り入れることで、脳の健康への可能性が広がるとする研究が始まっている。
そもそも「Kawaii」とは何か
Kawaiiとは日本発の文化的概念であり、英語では「cute」や「adorable」と表現される。国際的にも「Kawaii culture」として認識され、世界規模で感性として定着しつつある。
今回の研究は、株式会社サンリオエンターテイメント、一般社団法人ブレインインパクト、BHQ株式会社の三社が力を合わせた共同プロジェクトだ。テーマは「Kawaiiを通じて、ビジネスパーソンの脳の健康にどこまで寄与できるか」である。そのための指標には国際標準の健康指数「BHQ(Brain Healthcare Quotient)」を使用し、簡易計測ツール「クイックBHQドック」で日常的な測定を可能にした。

© 2025 SANRIO CO., LTD. TOKYO, JAPAN 著作 株式会社サンリオ
性差とKawaiiの関係性
MRIを使った先行研究では、男性や高齢者、知識労働者ほどKawaiiに距離を取りがちであり、そのことが「得られたであろう幸福感や脳の健康の機会を失わせている可能性」が示唆されている。
一方で女性はKawaiiを自然に受容しやすく、感受性の構造に性差があるとされる。本研究ではこの性差を踏まえ、「Kawaiiを取り入れることで、これまで届かなかった層にも脳の健康機会を広げられるか」を柱としている。




