水中でも進化を続けるドローン
以前も書いたように、水中に潜れるマルチコプター型ドローンはコンシューマー向けや学術研究向けには数多く存在し、軍事用のものも少数あるが、実用的なものはあまりない。空中だけでなく水中もプロペラで推進できるように設計されたドローンもあるものの、概して効率性が悪い。一方で、中国の「TJフライング・フィッシュ」が示すように、マルチコプターが水中に潜り、高精度で移動・操縦することは可能だ。水中での通信はなお課題だが、解決不可能なものではない。
小型ドローンは、数kmないしそれ以上離れた目標に、きわめて高い精度で弾頭を迅速に届けるという革新的な能力をもたらした。その対象が水中目標にも広がれば、まったく新しい機会が開ける。それには、FPVドローンでロシア軍の潜水艦艇を狙うというたいへん興味深い可能性も含まれる。
今回の攻撃は、記録されたものでは初めての潜水可能ドローンによる水中攻撃だったとみられる。この技術は公表から4カ月あまり経て、実戦で機能することが証明された。わたしたちは今後、それがどのように活用されるかを目にすることになるだろう。


