マイ・ケミカル・ロマンスは数週間前、アルバム『Three Cheers for Sweet Revenge』のデラックスエディションの発売によってビルボードチャートを席巻した。このアルバムは特別な記念日を祝して再発売され、ファンたちは、当時大ヒットを記録した本作に再び熱い支持を示した。
デラックスエディションの発売は、米国で『Three Cheers for Sweet Revenge』を再びベストセラーへと押し上げた。数週間が経過した現在も同作の勢いは続いており、後期に発表した別アルバムも再び売上を伸ばしたことで、マイ・ケミカル・ロマンスはチャート上で「ダブルヒット」を達成している。
マイ・ケミカル・ロマンス、2作品がベストセラーに
マイ・ケミカル・ロマンスは長らく新作を発表していないが、長年のファンは今なおいくつかの旧作に強い愛着を持っている。そうした中、アルバム『The Black Parade』がTop Album Salesチャートで35位に再登場し、同チャートにおけるランクイン作品数は倍増した。調査会社Luminateによれば、同アルバムは米国における直近の集計期間中に約2300枚を売り上げたという。
売上枚数自体は前の期間よりも減少しているが、今週のTop Album Salesチャートは競争が比較的緩やかであったことも再ランクインの要因となったようだ。
『The Black Parade』が再びトップ40入り
『The Black Parade』が再びトップ40入りを果たす一方で、『Three Cheers for Sweet Revenge』も順位を上げている。初期の代表作である本作は、前週の売上枚数が27%減少していたものの、Top Album Salesチャートで14位から11位へと順位を伸ばし、トップ10再突入まであと一歩に迫った。
『Three Cheers for Sweet Revenge』は、CD・アナログ・デジタル版を合計して、米国内で約4600枚を販売した。前の測定期間における売上枚数は約6300枚であった。
『Three Cheers for Sweet Revenge』が複数チャートで存在感を示す
『The Black Parade』はTop Album Salesチャートのみに登場しているが、『Three Cheers for Sweet Revenge』は同チャートを含む計5つのビルボードチャートにランクインしている。同作はVinyl Albumsチャートで1つ順位を上げ、6位となった。一方、Billboard 200、Top Rock & Alternative Albums、Top Alternative Albumsの各チャートでは若干のランクダウンとなっている。



