キャリア

2025.07.06 08:00

実は8割が新年の目標を達成できていない、その理由と「成果を出す」5つのシンプルな方法

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5. アイデンティティを最優先させる

一つひとつのアクションが、まるで一つひとつの投票のように、その人のアイデンティティを形作っていく。ジムに通うよりもミーティングを優先させた場合、「エクササイズをサボる自分」に賛成票を投じたことになる。しかしそんな時でも20分間運動をした場合、「決めたことは絶対にやり遂げる自分」に一票を投じることになる。

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これらの「投票」が蓄積していくと、その人のアイデンティティが固まっていく。ほどなくして、エクササイズをパスすることは間違っている、と感じられてくるはずだ。それは、「自分の在り方」に矛盾するからだ。

人生の各領域について、「私は」で始まる標語を書き留めよう。「私は毎日、勤勉に仕事に励む人間だ」「私は約束を重んじる人間だ」「私は人間関係に労力を惜しまない人間だ」というようにだ。そして1日を通じて、自分にこう問いかけてみよう。「最高の自分であれば、何をするだろう?」と。この問いに対する答えが、あなたのシステムになるはずだ。

目標設定ではなくシステムを構築して、ケタ違いの成果を得よう

目標が「明日は幸せになる」と約束する一方で、システムは今日の満足感をもたらしてくれる。

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満足感を得られるよう、日々のアクションを実行しよう。自分がなりたい人物像を定義し、今すぐそういう人のように行動しよう。失敗しようがないほど、ハードルが低いシステムを構築しよう。結果ではなく、アクションを追跡しよう。最悪の日を想定して備えておこう。すべてのアクションを、新たなアイデンティティを構築するための「一票」としよう。

これらの心がけによって、成功への道はぐっとシンプルになるはずだ。

forbes.com 原文

翻訳=長谷睦/ガリレオ

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