2. 関係が自然なものに感じられる
「恋愛は努力を要しないものであるべきだ」という言葉を聞いたことがあるなら、それは骨を折らないという意味ではない。初期の気持ちの高まりが落ち着いた後でも、双方が積極的に愛情を絶やさないよう努めるため、つながりが自然さを保ちつつ発展していくことを意味する。
意見の相違は起こるかもしれないが、正しい関係においては物事が崩壊することにはならない。お互いのことをもっと知り、関係修復の仕方を学び、以前よりつながりを深める機会になる。
そのような関係では、エスカレートするだけでどこにも行きつかない口論に巻き込まれるのではなく、自分の懸念を表し、それに対処してもらうことができる。
適切な相手と一緒にいるからといって、人生が突然完璧なものになったり、楽になったりするわけではない。だが、相手がそばにいることで、人生が以前より楽なものに感じられることは多いだろう。関係そのものが不安や自信喪失、不安定さを生むことはない。パートナーにどう向き合うかというストレスもない。というのも、2人で1つのチームとして一緒に人生に向き合っているように感じられるからだ。
専門誌『Journal of Personality and Social Psychology(ジャーナル・オブ・パーソナリティ・アンド・ソーシャル・サイコロジー)』に掲載された研究によると、良い関係には核となる要素がある。それは「パートナーの応答性知覚」だ。これは、パートナーが以下のような状態であると感じる度合いのことだ。
・あなたを理解している:相手はあなたの感情やニーズ、あなたがどのように人生を生きたいかを「理解している」。自分の考えや気持ちを相手と共有するとき、自分の話を聞いてもらえていると感じる。
・あなたを大切にしている:あなたが相手のためにしてあげられることではなく、自分という人間が評価されていると感じる。
・あなたを支えている:パートナーがあなたを支え、励まし、必要なときにはアシストしてくれる。
・あなたを認めている:パートナーはあなたの気持ちや考えを肯定し、肩身の狭い思いをさせることは決してない。否定されることはなく、注意を向けられていると感じる。
・あなたのウェルビーイングを気遣う:パートナーはあなたの成長と幸せを支える姿勢を示し、自分の願望だけに気持ちを向けるのではなくあなたのために何かを行う。
研究では、このような思いやりの意思を示すと、相手もそれに応えるようになり、お互いに成長を促すことにつながることも示された。
つまり、正しい相手はあなたの人生を複雑にしたりはしない。人生をシンプルなものにし、向上させる。あなたのニーズを気にかけ、あなたが夢に近づけるよう手助けし、その過程であなたが1人でないことを思い出させてくれる。


