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2025.06.30 12:30

Netflix新作アニメ『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』が史上最高レビュースコア獲得

NETFLIX

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映画館を時代遅れのものにしようとするNetflixのオリジナル映画は、当たり外れのブレが大きい。しかしそんなNetflixの新作が今回、辛口の映画批評サイト、Rotten TomatoesでNetflixのオリジナル映画史上、最高の記録を更新した。

その映画とは、Sony Pictures Animation製作の『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』だ。本作は、Netflixの過去のオリジナル映画の中で批評家スコアと視聴者スコアの合計点が最も高く、同サービスにおける最高記録を更新した。

以下に、Netflixのオリジナル映画の中でも特に注目された作品と、そのスコアを紹介しよう。

・『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』:批評家スコア95%、視聴者スコア93%、合計188

・『ミッチェル家とマシンの反乱』:批評家スコア97%、視聴者スコア89%、合計186

・『ヒットマン』:批評家スコア95%、視聴者スコア89%、合計184

・『喪う』:批評家スコア98%、視聴者スコア83%、合計181

・『アイリッシュマン』:批評家スコア95%、視聴者スコア86%、合計181

・『獣の棲む家』:批評家スコア100%、視聴者スコア73%、合計174

・『レベル・リッジ』:批評家スコア95%、視聴者スコア73%、合計168

・『ROMA/ローマ』:批評家スコア96%、視聴者スコア72%、合計168

・『セキュリティ・チェック』:批評家スコア88%、視聴者スコア51%、合計139

・『タイラー・レイク -命の奪還-』:批評家スコア67%、視聴者スコア71%、合計138

『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』のスコアは今後変動する可能性もあるが、現状はこんなところだ。これだけの高スコアを獲得する題材とは思えないが、恐らくKPOPファン、アニメファン、そしてデーモンハンターファンが大勢いるのだろう。日本語版Netflixに掲載されている同作品のあらすじは、以下の通りだ。

「スタジアムを満員にするほどの人気を誇るKPOPスーパースターのルミ、ミラ、ゾーイのもう1つの仕事。それは、秘密の能力を使って不可思議な脅威から大切なファンを守ること」

同作品の監督は、クリス・アペルハンスとマギー・カンの2人で、この2人は監督業よりも美術部門での仕事で知られている。また、出演陣にはアーデン・チョー、メイ・ホン、ユ・ジヨンなどが名を連ねる。アーデン・チョーは『シカゴ・メッド』や『ティーン・ウルフ』などにも長く出演しているため、彼女を知っているという人も多いことだろう。

『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』は一時、米国版Netflixのトップ10リスト(映画)で1位を獲得したが、その後、2015年公開の作品で今も人気の高い、ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイが出演する『マイ・インターン』にその座を奪われた。

長期的に『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』の順位がどのように推移していくかは現時点ではまだ分からないが、今のところ同作品は、他のオスカー受賞作やアクション人気作よりも上位をキープしている。

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翻訳=江津拓哉

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