トランジット法が観測者の視線方向の偶然にのみ依存しているなら、今回のTWA 7bの発見もそうだ。TWA 7星系はポールオン(フェイスオン、軌道面を真上から眺める形)で見えており、地球の観測者と理想的な位置関係にあるため、過去の観測で3つのリング構造があるデブリ円盤の存在を明らかにすることができた。特に低質量惑星の直接撮像は、主星が圧倒的に明るいため、非常に難しいことで知られている。フランス国立科学研究センター(CNRS)などの国際研究チームによる今回の発見に関する論文は、学術誌Natureに25日付で掲載された。

第2の地球の探索
TWA 7bは質量が土星とほぼ同じくらい(木星の3分の1、地球の約100倍)で、直接撮像された中では最軽量の系外惑星だ。MIRIのコロナグラフを用いた今回の直接撮像法は、従来可能だったよりもはるかに小型で低温の惑星を検出できるJWSTの性能を実証している。高度なコロナグラフを用いた観測を続けることで、地球サイズの惑星でさえも直接撮像できる日が来るかもしれないと、研究者は考えている。最も期待できる次の観測対象を特定する取り組みがすでに進行中だ。
宇宙空間で「人工」日食を発生
欧州宇宙機関(ESA)は16日、太陽観測ミッションProba-3の衛星2基を用いて地球周回軌道で人工的に皆既日食を起こして撮影した初の画像を公開した。150mの間隔を維持してミリ単位の精度で編隊飛行する2基の衛星は、一方が直径1.4mの円盤で太陽を掩蔽し、望遠鏡とコロナグラフを備えたもう一方の衛星に影を投じる。軌道周期の19.6時間ごとに6時間にわたる人工日食を発生させることで、皆既日食時にしか見られない太陽コロナ(より高温な外層大気)の観測が可能になる。


