クイーンからジェームズ・キャメロンまで、実は「学術論文」の執筆経験がある有名人たち 

クイーンのブライアン・メイ(右)(Corine Solberg/Getty Images)

英国の俳優コリン・ファースは、もっと楽な方法で学術論文の著者になった。彼はBBCのラジオ番組のなかで、政治的傾向と脳の構造に関する研究手法のアイデアを語り、この手法の提唱者として2011年に生物学論文の共著者となっている。

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コリン・ファース(Leon Bennett/Getty Images)
コリン・ファース(Leon Bennett/Getty Images)

ミュージシャンのなかにも、程度はさまざまながら、科学に手を出している人たちがいる。「オフスプリング」のデクスター・ホーランド、「クイーン」のブライアン・メイは、いずれもブレイク後に博士号を取得していて、その成果として学術論文を執筆している。オペラ歌手のルネ・フレミングは、音楽と健康に関連した研究を行う研究チームと緊密に協力しており、このなかで複数の学術論文を著している。

学術研究の世界にも「親の七光り」はある──少なくとも、家族との共同研究は珍しくない。女優のリサ・クドローは、利き手と頭痛に関する神経学の論文の共著者だが、これはクドローが自身の父親の研究プロジェクトに参加したためだ。同論文が刊行されたのは、人気ドラマ『フレンズ』第1シーズンの放送と同じ年だったが、言うまでもなく、その後の彼女は別の道に進んだ。

このように、学術論文を著したことがある著名人はたくさんいて、ジョージ・R・R・マーティンはそのリストに新たに加わったことになる。ただし、ほかの著名人たちと違って、マーティンの論文は自身の作品と直接的に関連している。

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『ワイルド・カード』の物理学が、物理学の教育者たちの目に留まるかどうかは未知数だ。『ニュー・サイエンティスト』誌の記者は、なぜマーティンは人気TVドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』(原作小説は、マーティンの『氷と炎の歌』シリーズ)のユニバースを題材に選ばなかったのだろう? とコメントしている。

forbes.com 原文

翻訳=的場知之/ガリレオ

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