2025.06.28 14:15

モンゴルの夏を楽しむなら草原で開催される音楽フェス「プレイタイム」で

モンゴルの音楽フェス「プレイタイム」の目玉は地元ラッパーによるステージだ

7月に天皇皇后両陛下がモンゴル訪問

2024年、モンゴルを訪れた日本人は2万4792人と過去最多になった。コロナ禍で大きく減少したものの、これまでの過去最多だった2019年よりわずかに上回ったという。

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HISモンゴル代表の原田紀さんによると「2023年から始まったモンゴル観光年のプロモーションの成果が表れている」という。

「2年前にモンゴルを舞台としたテレビドラマ『VIVANT』が放送されたこともそうだが、モンゴルの自然を愛する根強いファンがいることが心強い。今年は7月6日に天皇皇后両陛下がモンゴルを訪問されることから、さらに注目されることを願っている」(原田さん)

モンゴル観光といえば、誰もが思い浮かべるのが、草原での乗馬やゲル宿泊体験を楽しむエコツアーだろう。それは日本人にとっては究極のアウトドア体験ともいえるかもしれない。

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でも、モンゴルはそれだけではない。プレイタイムのようなミュージックフェスやウランバートルでのヒップホップやクラブ音楽の世界を体験しないで、はたしていまのモンゴルを本当に楽しんでいると言えるだろうか。

今年7月3日から6日まで開催されるプレイタイムには、日本からも多くのアーティストが参加するそうだ。現地発のスケジュールには、日本のポスト・ハードコアバンドの「envy」や、プレイタイム終了後の7月中旬に来日公演も予定しているフランスのブラックメタル・グループの「アルセスト(Alcest)」などの名前もある。

前出のHISの原田さんによれば、同社ではプレイタイムのツアー自体は企画していないが、フェスのチケットや会場までの送迎、ゲル宿泊などの個人手配はできるそうだ。草原の音楽フェスなのだから、それ以上の細かな手配は必要ないかもしれない。とはいえ、水だけはしっかり事前に用意しておく必要がありそうで、テントを持参するのも悪くない。

文・写真=中村正人 取材協力=HISモンゴル

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