また、借り入れの状態を単独ローンとペアローンで分析すると、ペアローンの方が後悔している人が多いことが分かった。そして、ペアローンを組んでいる人の中で「ペアローンではなく単独ローンにすればよかった」と後悔する人が最も多く、「保証内容を充実させればよかった」という意見も21.6%で3位となっており、借主が2人となるペアローンの難しさも浮き彫りになった。


筆者も2000年代に住宅ローンを組んだが、最初から固定金利にせず、変動金利にすればよかったと後悔した。後に変動金利へ借り換えしたが、金利が2%以上違っていたため、かなりの損失を被った。何十年も先を見越してどのようなローンを組むべきか考えるのは難しいことだが、ローンを見直したり、繰上返済をしたりすることはいつでも可能である。自身の支払い能力や資産運用を考慮し、その都度最適な選択肢を見つけてほしい。
出典:三井住友トラスト・資産のミライ研究所「住まいと資産形成に関する意識と実態調査」より


