ふとしたきっかけで、価値観の相違なんてレベルじゃない相手の信じられないお金の使い方を見てしまったら、どうします? 求人サイト「Biz Hits Work」などを運営するビズヒッツは、全国の男女505人を対象に、恋人のお金の使い方についてアンケート調査を実施し、恋人のお金の使い方で引いてしまった瞬間のランキングを発表した。そこでは、耳を疑うような人たちの話が報告されている。

1位はゲームにお金をかける。「生活に困っているからと言われて貸したお金でゲームに課金していた」、「スマホゲームに一度に万を超える金額の課金を行っている姿を目撃した」など、ショッキングな体験談が聞かれた。
2位はギャンブルにつぎ込む。「食事代など最低限必要なものはケチるのに、パチンコにはいくらでも注ぎ込む」など、ちょっと危険な感じがする。
3位は身の丈に合わない消費。「お金がないと言いながらハイブランドのものばかり買っている」、「お金に余裕がないのに高い飲食店に行きたがる」など、贅沢がやめられない人も、このまま付き合っていていいのかと思わせる。
4位は推し活にお金をかけている。「アイドルのチケットに30万円ほど使う」など、自分のお金で楽しむぶんには問題ないが、生活を共にすることを考えると不安だ。
5位は割り勘が細かい。「1円単位で割り勘された、しかも年上の男性」、「相手のほうが高いものを頼むのに1円単位で割り勘」など、こちらは浪費ではなくケチな印象。
6位はプレゼントが安い。「誕生日に100均の詰め合わせをもらった」など、これも厳しい。
7位は節約しすぎている。「買い物に行って、袋を購入せずにずっとおにぎりとお茶を手に持ってデートしていた」など、楽しさを犠牲にしてまでお金をケチるのは本末転倒のような。
浪費家は危険だが、ケチは倹約家とも言える。しかし、価値観があまりにも違えば付き合えない。事実、お金の価値観の違いが恋人との関係性に影響を与えるかとの問いには、「かなり与える」が6割以上。「やや与える」が約3割、合計で9割以上の人がそうだと感じている。

ファイナンシャルプランナーの鈴木靖子氏は、「お金の価値観はすぐに変わるものではありませんが、早いうちから恋人と長期的なライフプランを共有することで、お互いの歩み寄りや解決策を探るきっかけになります」と話す。しかし、ランキングに登場したエキセントリックな人たちと話し合いで折り合えるとは思えない。そのときは、早めの決断が必要になるだろう。



