こうした防空制圧能力としても攻撃ドローンが発展していくことは容易に想像できる。とくに最近、FPV(一人称視点)ドローンを運搬するドローンも戦闘に投入され始めていることも考え合わせればなおさらだ。
進化し続ける脅威に直面
ロシアがシャヘドを使い始めてからまだ3年もたっておらず、自国で生産を始めてからは1年半ほどしかたっていない。だが、巡航ミサイルや弾道ミサイルといった従来型兵器と違い、ドローンは防御手段に対処するために急速に適応してきた。この「適応の早さ」という点こそ、ロシアとウクライナによる長距離ドローン戦の最大の教訓かもしれない。脅威は常に進化し続けるのだ。
ウクライナは5月、シャヘドの82%を撃墜するか電子戦で落とした。また、迎撃ドローンやAI制御の対ドローン銃塔など、革新的で低コストの防衛システムの配備を引き続き進めている。ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領が6月の主要7カ国(G7)首脳会議で訴えたように、支援諸国からの追加の資金供与があれば、こうした迎撃システムの開発と生産を加速させ、多くの命を救うことができる。人命を救えるのはウクライナに限らない。長距離ドローン攻撃は将来、どのような戦争でも特徴のひとつになる可能性が高い。
イランはこの先、こうした技術の供給国ではなくなるかもしれない。しかし、ロシアが技術を引き継いでおり、シャヘドとそのクローンは拡散していくだろう。
その間も、ウクライナではシャヘドによる攻撃と民間人の犠牲が続いている。
Kyiv .. UAV Shahed hits residential building pic.twitter.com/M81z5Gg96d
— 𝔗𝔥𝔢 𝕯𝔢𝔞𝔡 𝕯𝔦𝔰𝔱𝔯𝔦𝔠𝔱△ 🇬🇪🇺🇦🇺🇲🇬🇷 (@TheDeadDistrict) June 17, 2025


