CBDをはじめとしたカンナビノイドの摂取についてですが、基本的な説明は「少量からはじめて、自分に合った量をみつけましょう」というものです。そもそも食品ですし、「この量を摂りましょう」ということは言えません。
CBDでいうと医療用のエピディオレックスで、数百mgから数千mg程度を摂ります。例えば弊社の味覚糖で製造したCBDグミは1粒あたり15mgとなっており、例え一気に一袋摂取したとしても420mgと肝臓へのアタックも含めて安全な量を考慮して設計しております。高濃度のCBDカプセルも1粒100mgでした。
今回、問題となったクッキーはなんと1枚で1000mgのCBNを含有していました。CBDは精神作用を有さないので、多く摂取したところで、吐き気や肝臓へのアタックなどがあるだけです。弊社ではそれ以外にも摂取する際の注意事項を合法の範囲内で消費者に誤解を与えないよう、問題にならないよう弁護士と相談のもと掲載しています。
CBDでもこのように厳格な管理のもと製造をしています。我々はまだ怖くてCBNはさわれませんが、もし作るとなると精神作用を有すると考えているのでより一層注意をするはずです。しかし、ネットで「CBN 高濃度」や「CBN 1000mg」と検索すると1クリックで購入できる状態になっているのです。
悪いのは「消費者」ではない
この件について、一部では「摂取者の自己責任だ」という声もあります。
しかし、私はそうは思いません。
むしろ、こうした状況を許容してきた業界全体の“自浄作用のなさ”こそが問題です。
実際、CBNを扱っている多くの企業は中小規模であり、大手企業や協議会に所属するようなプレイヤーはほとんど見かけません。それはなぜか。CBNは精神作用を有する可能性があり、社会的な受容も不安定な成分だからです。
さらに、業界内には団体が乱立し、10個程度あると思われます。それぞれがまとまり、ルール作りを主導すべき立場にあるにもかかわらず、連携やガバナンスの構築が進まずに来てしまいました。なんらかのガイドラインが出せても罰則や拘束力がみられない「姿勢の発表」程度のものにとどまっています。


