インドの宇宙分野の起業家
今年の「30 UNDER 30アジア」には、宇宙テクノロジー分野の起業家たちも選出されている。中でも注目すべきがタンヴィール・アハメド(26)とラフール・ラワット(25)、アニルド・シャルマ(26)の3人が立ち上げたインドのスタートアップのDigantara(ディガンタラ)だ。
同社は、宇宙企業や政府機関が軌道上の衛星やデブリ(宇宙ゴミ)を監視するためのツールを開発している。シャルマは、同社の取り組みを「宇宙版のGoogleマップの構築」と表現している。Digantaraは、昨年2月に完了したシリーズAラウンドで、Aditya Birla VenturesやPeak XV Partners、Kalaari Capitalを含む投資家から1200万ドルを調達した。

また、同じくインドのジャイヌル・アベディン(24)は、商業用途や学術研究向けの再利用型ロケットを開発するAbyom SpaceTech and Defence(アビオム・スペーステック・アンド・ディフェンス)を2020年に創業し、初の打ち上げを2027年に予定している。同社は昨年11月に、Scope Venturesから250万ドルのシード資金を調達した。
さらに、バンガロールを拠点とする宇宙スタートアップ、Ethereal Exploration Guild(エセリアル・エクスプロレーション・ギルド)も再利用型ロケットに取り組んでいる。同社は、マヌ・J・ナイル(26)とプラシャント・シャルマ(23)らが、シュバユ・サルダールとともに2022年に共同創業した企業で、打ち上げ可能なペイロードの重量が2000キロ〜2万キロの「ミディアムリフト」に分類される、完全再利用型ロケットの開発を進めている。
Razor Crest Mk-1と呼ばれる同社の初期製品は、最大25トンのペイロードを低軌道に運ぶことができる。Etherealは昨年、Bluehill CapitalやYourNestを含む投資家から500万ドル(約7億2700万円)のシード資金を調達した。


