「演算処理能力だけでなくマイクの感度も高まり、音声操作をストレスなく使っていただけるでしょう。内蔵するスピーカーのクオリティも向上するので、価値あるリスニング体験を提供できます。セキュリティ性能にもこだわります。さまざまなご家庭の環境と自然に溶け込むアンビエントなデザインも含めて、美しく快適な体験を追求します」
アマゾンは、Alexa+をFire TV OSに統合する計画も発表している。Fire TV StickやFire TVを搭載するスマートテレビでも使えるようになれば「Alexa+のアンビエントな体験」が活きてくるかもしれない。
また、Alexa+はモバイル版のAlexaアプリやウェブブラウザからも利用できる。自宅のEchoデバイスで始めた会話を、外出先でスマートフォンやPCを使って続けることも可能になるという。Alexa+を「ユーザーがどこにでも連れ出せるパーソナルアシスタント」にすることは、アマゾンの開発チームがとりわけ重視してきたポイントだ。
FireシリーズやKindleも必要な進化を追い求める
パネイ氏が統括するデバイス・サービス部門の仕事は、Alexa+とEchoシリーズの他にも多岐に渡る。「アマゾンのデバイス」について広く展望を聞いた。
アマゾンのFire TVにFireタブレット、Ringブランドのスマートカメラなどの製品群は、Alexa+とシームレスに連携する機能を強化する。具体的には「Ringのカメラ付きドアベルの映像をFire TV搭載のスマートテレビで見る」という、一連の機能をAlexa+でコントロールするようなイメージだ。
アマゾンが世界各地域のパートナーと提供するFire TV搭載スマートテレビについては、引き続きアンビエントコンピューティングのエコシステムを拡大するために欠かせない、重要なプロダクトに位置づける。日本ではパナソニックがFire TVを搭載するビエラシリーズのスマートテレビを発売している。
電子書籍端末Kindleシリーズについて、パネイ氏は「特別なユーザーのための、とてもユニークな製品」であり、昨年の秋に発売した新製品も「驚くほどに好調」だと振り返った。専用のペンを使って電子ペーパーに「書く」こともできる「Kindle Scribe」の評判も上々なようだ。米国では電子書籍端末のKindleシリーズとして、初めてのカラー版となる「Kindle Colorsoft Signature Edition」が発売済みだ。日本でも楽しめる日が近く訪れることを期待したい。


