6月だと言うのに、すでに夏日が続いており、外を歩いているだけで汗だくになる今日このごろ。コロナ禍以降テレワークという出社せずに働く方法も浸透したが、これからどんどん暑くなる日本の夏に対し、どのように仕事をしたいのかJob総研が「夏のはたらき方実態調査」を実施。その結果を公開している。
それによると、この夏の出社予定について、「出社のみ」「出社多め」「どちらかといえば出社多め」を合わせて74.6%が出社派ということがわかった。出社する人たちは「要請あり」が77.6%で、企業はテレワークよりはオフィスワークを重視していることが伺える。

では、夏の理想の働き方としては、「断然出社したい」「出社したい」「どちらかといえば出社したい」という出社したい派は48.0%と約半数いた。その理由として、「涼しい環境が整っている」が39.5%、「チームメンバーが出社する」が31.0%、「在宅だと集中しにくい」が26.8%と続いている。

一方、テレワーク派な人たちは、「外が暑いから」が67.8%、「通勤による疲労軽減」が60.4%、「移動による失せ対策が面倒」が55.5%となっている。職場の熱中症対策状況への印象としては、「十分ではないが対策はしている」「対策はしているが不十分」と対策が不十分だと感じている人は67.5%おり、そうした中で出社するというのも嫌だと感じている人は少なくないのかもしれない。

職場の熱中症対策としては、「適切な空調管理がされている」が51.2%、「クールビズの推奨」が44.6%、「飲料や塩分補給用の備え」が36.9%と続いていて、飲料や塩分補給用の備えがある企業なら、オフィスへ行ってもいいかもと筆者は感じた。

夏の暑さに対しての仕事のやる気は影響するかの問いに対し、「とても影響する」「影響する」「どちらかといえば影響する」を合わせると85.7%の人が影響すると回答。仕事のやる気に対しても「とても下がる」「下がる」「どちらかといえば下がる」を合わせて73.4%が下がるということで、夏の暑さをどう凌ぐかが、仕事のやる気に直結するようだ。

近年は夏日、猛暑日が当たり前のこの時期。テレワークは冷房の効いた部屋で家から一歩も出ずに仕事はできるが、光熱費はかかるし、ほかの誘惑に勝つ精神力も必要。一方で、オフィスワークは通勤さえ我慢すれば、寒いくらいの空間と光熱費がかからない、言わば避暑地感覚で働けるというコメントも多い。あなたはこの夏どちら派?
出典:Job総研「2025年 夏のはたらき方実態調査」より



