内尾医師は、耳を清潔に保ち乾燥させることが重要だと話す。密閉型イヤホンの表面の細菌数は「便座の20倍」と言われているほど菌まみれなので、イヤホンも清潔にしておく必要がある。また、過度な耳かきも外耳道の皮膚を傷つけて外耳炎のリスクを高める。耳垢や古い皮膚は自然に排出されるので、本来、耳掃除は必要ないのだが、やるなら外から見える部分を月に1〜2回、優しく拭う程度にするのがよいということだ。
また、密閉型ではなくオープンイヤー型のヘッドホンも予防の観点からお薦めとのこと。そこで、nwmが開発した、オープンイヤー型でありながら音漏れが少ないイヤホン「耳スピ」を提案している。外に漏れる音に逆位相の音を重ねて漏れる音を小さくする、ノイズキャンセラーを逆にした形のNTT独自のPSZ技術が使われている。オープンなので外の音も聞きやすい。nwmでは「夏は耳スピ!」キャンペーンを展開し、夏の耳トラブル対策を訴えている。
nwmはさらに、内尾医師監修による「耳の深いセルフチェック」と「耳の不快指数チャート」を公開した。内尾医師は、「これから夏にかけてジメジメする日が多くなるので、定期的にチェックして耳ムレ対策をしてほしいです」と話している。

チェックした項目の数が多いほどリスクが高い。
0~1:非常に良好。理想的な耳のコンディション。
2~4:耳の中に軽い湿気やムズムズ感などを感じたことがある。外耳炎の前段階にあたるリスクあり。
5~8:耳の中のムレ感・違和感を自覚している。既に耳のバリア機能が弱まりかけているサイン。放置すれば炎症や感染の進行可能性あり。
9~12:耳の中がムレてかゆい、違和感が続く、イヤホンが当たると痛いなど、不快が継続している状態。すでに軽度の外耳炎や皮膚炎の可能性あり。具体的な対処が必要。
13~15:痛みや強いかゆみ、耳垢の異常、分泌液など、明らかに異常な症状が複数該当。外耳炎・湿疹・真菌症などを既に発症している可能性あり。すみやかに耳鼻科を受診すること。



