健康

2025.06.28 11:15

「イヤホン耳」に潜む危険 夏に増加する耳のトラブル

プレスリリースより

プレスリリースより

密閉型のイヤホンを長時間使用すると耳の風通しが悪くなり、外耳道に真菌(カビ)や細菌が繁殖し、耳がかゆくなったり、痛くなったり、聞こえが悪くなったりする恐れがある。こうした耳トラブルは、夏になると増えるという。

音声や音響に関する技術開発を行うNTTソノリティは、NTTグループ初の音響ブランド「nwm」(ヌーム)のプロモーションの一環として、全国の男女500人を対象に夏の密閉型イヤホンによる健康リスクに関する調査を行った。それによると、87.4パーセントの人がイヤホンを使用しており、約半数が1時間以上使っていた。10代の若者には5時間以上使う人もいた。

高温多湿の夏は、「イヤホン蒸れ」による耳カビや外耳炎などが発生しやすく、不快感を訴える人が増える。しかし、54.6パーセントは我慢しているということで、適切な耳のケアを行っている人は少数であることがわかった。

この調査結果を受けて6月19日にNTTソノリティが開催したラウンドテーブルでは、そらいろ耳鼻咽喉科センター北駅前院院長の内尾紀彦医師が、耳トラブルに関する解説を行った。それによると、イヤホンの使用が5時間を超えると、耳カビ、外耳炎、耳のかゆみなどの発症が、1時間未満の人の約4倍に増えるということだ。

こうした症状が夏に多いのは、耳を塞ぐことで外耳道が湿ったままになり、皮膚のバリア機能が低下して菌が繁殖しやすくなるからだ。耳カビが繁殖してしまうと、外来での治療に1カ月以上かかるとのこと。放っておけば、中耳炎、内耳炎、悪性外耳道炎といった重篤な病気に進行する恐れもある。

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文 = 金井哲夫

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