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2025.06.24 09:00

1日あたり1000人以上が資産1.5億円以上の「ミリオネア」に仲間入り 米国

RichVintage / Getty Images

ミリオネアの数と、ひとりあたりの資産

今回で16回目を迎えたUBSの「グローバル・ウェルス・レポート」は、個人が保有するすべての金融資産および不動産などの有形資産から負債を差し引いた額を資産として計上している。米国は、ミリオネアの数では世界でトップだが、個人の平均資産額ではスイスがトップで68万7166ドル(約1億円)に達した。米国の平均資産額は世界第2位で62万654ドル(約9062万円)だ。ただしスイスの人口は約900万人で、米国の約3億4000万人を大きく下回る。

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米国の成長エンジンは止まっていない

UBSによると、世界では2029年までに新たに534万人がミリオネアの仲間入りを果たすと予想されている。これは、2024年との比較で9%の増加を意味する。

UBSのエコノミスト、ジェームズ・マゾーは、米国における家計資産の増加ペースが今年鈍化するかどうかは、まだ分からないとCNBCのインタビューで述べている。「今年の成長率は昨年を下回る可能性があるものの、資産形成の逆回転を意味するわけではない。私は米国の成長エンジンが止まったとは思わない。むしろその逆だ」と彼は述べている。

人は、倹約と投資によって富を築く

富裕層の資産の増加や、この層を顧客とするラグジュアリーブランド市場が特に米国で拡大しているにもかかわらず、ベイン・アンド・カンパニーは、世界の高級品市場が今年は最大5%縮小する可能性があると予測している。これは、コロナ禍のピーク時の2020年を除けば、2009年の金融危機以降で最大の落ち込みだ。

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2024年の世界の高級品市場4180億ドル(約61兆2280億円)に占めるアメリカ大陸のシェアは約28%の1150億ドルだったが、前年から約1%減少した。このことは、1996年の名著『となりの億万長者(The Millionaire Next Door)』(トマス・スタンリー&ウィリアム・ダンコ著)で示された「人はお金を使うことで富を築くのではなく、倹約と投資によって富を築く」という普遍的な真理が今もなお有効であることを示している。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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