働き方

2025.06.24 11:00

生産性が着実に減少する米国、労働時間も低下中 その理由

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ウェルネスの包括的な視点が生産性に貢献

経営陣を含め、あらゆる労働者の精神・感情的負担が増大する中、リーダーはウェルネスの定義と実施方法を再考しなければならない。身体の健康に注意を向けるだけでは十分ではない。今求められているのは精神・感情面のウェルビーイングを真に取り込んだ計画だ。最適な意欲の管理や心理的安全性、持続可能なパフォーマンスをサポートする文化を構築することだ。

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生産性で見落とされている要素

LinkedInがユーザーを対象に行った信頼感調査によると、労働者はストレスを感じているだけでなく、信頼感も過去最低となっている。職場の将来、とりわけ人工知能(AI)の統合に関する不確実性は労働者の士気とパフォーマンスに確実に影響を与えている。年配の世代は給与と安定を優先することが多いが、若年層は一体化を求めている。

ミレニアル世代とZ世代は、仕事が自分の価値観やアイデンティティと一致する場合に生産性や忠誠心、ウェルビーイングが高まると報告している。逆に一致しない場合、目的を見失い、それに伴って生産性も低下する。興味深いことに、労働者の半数近く(45%)が、効率的に仕事をするのにAIが役立っていると回答している。これは、デスクワークの時間や目に見える忙しさといった、かつて生産性を示していたものが急速に時代遅れになりつつあることを意味する。適応する組織が勝つ。適応しない組織は優秀な人材を確保するのに苦労するだろう。

生産性は労働時間のみにあらず

仕事に対する意欲の消失や燃え尽き症候群は、主に労働時間や仕事量によるものではない。築かれた環境や率いられ方の影響を大きく受ける。生産性を向上させ、最終的に「静かな退出」をなくしたい組織は明確な期待や正確なコミュニケーション、思慮深いつながり、そしてモチベーションの変動に注目することでしっかりとした基盤を築くことができる。これをDNAに組み込んだ企業は業界で抜きん出た存在になることができる。

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forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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