「誰にも気づかれないけれど、なんだか自分だけが浮いている気がする」。そんな感覚を職場で抱えたことはないだろうか。実はいま7割近くの社会人が「職場で孤独を感じた経験がある」と答えていることが、転職サービス「doda」が運営する『Job総研』の調査で明らかになった。また「職場で孤独を感じる」と答えた人は、調査開始から過去7年で最多となった。
【調査概要】
調査対象者:現在就業中のJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件 :全国/男女/20~50代
調査期間 :2025年5月9日~5月14日
有効回答数:576人
調査方法 :インターネット調査

職場における孤独の実態調査によると、回答者576人のうち69.2%が職場で孤独を経験。特にコロナ禍のリモートワークから出社回帰が進んだ2023年以降に急増し、2025年には前年比でもっとも大きな伸びを記録した。リモートワーク時の「物理的に孤独」な状態から、出社再開後の「リアルな職場でのコミュニケーションの難しさ」へと、孤独の質が変化していることが透けてみえる。

孤独を感じやすいのは「50代男性」や「主任職」
孤独を感じた割合は50代で73.8%、30代で73.1%と高く、性別では男性が72.2%。女性64.0%より顕著に多かった。

役職別では、主任クラスが最多の80.7%にのぼるなど、いわゆる「中間管理職」層の孤独感が際立った。年齢・役職が上がるにつれて、「相談しにくい」「雑談しづらい」などの立場上の要因が孤独感を強めていると考えられる。
また、孤独を感じる場面は「人間関係の希薄さ」が最多で、「雑談の少なさ」や「相談しにくさ」も上位にあがった
「頑張りが伝わらない」「自分だけが違う」

孤独感の中身を見ると、「年齢・性別・価値観の違い」や「頑張りが誰にも届かない」「自分だけ何かが違う」などがあげられた。単なる物理的な距離だけでなく、「気持ちが伝わらない」「違いすぎてわかり合えない」といった感情的・価値観のズレが、現代の職場の孤独の本質なのかもしれない。
孤独がメンタルに及ぼす深刻な影響
また、「職場の孤独が仕事やメンタルに影響している」と答えた人は83.0%に達した。

「不安やストレスが増える」「帰属意識が下がる」「転職を考えるきっかけになる」など、企業にとっても看過できない影響が明らかになった。実際に「退職をした(21.3%)」「退職を検討した(45.4%)」と、約3人に2人が孤独を理由に離職を視野に入れた経験があるようだ。



