「年齢は、好奇心に一律の影響を与えているわけではない。老化の影響を議論するときには、この概念構成(観察可能な事象から理論的に構成される概念)の多面性を考慮する必要がある」
「好奇心は、さまざまなレベルの心理プロセス(情動プロセス、強化、学習、思いやり、評価など)を含むものであり、それらが受ける影響は、年齢によって異なる」
これまでに行われた研究から、若年の成人は「新しいことについて学ぶ」ことにより強い好奇心を持つ一方、高齢の成人は、すでに「持ち合わせている知識を広げる」ことに対し、より高い学習意欲を持つことがわかっている。
ジャーナル「プロスワン」に新たに掲載された論文で、研究者らは次のように述べている。
「高齢者に好奇心を維持してもらうための方法については、個人の性格的な特性に基づいた測定の結果以外にも目を向けることが重要だ。例えば、高齢者が自分自身や自分がすでに知っていることに関連した何かに好奇心を持つとみられることは、場合によっては彼らにとってメリットをもたらすものとなる」
「ガーデニングに興味がある高齢者であれば、関連の雑誌を読んだり、同じ関心事を持つ人たちのグループに参加したり、関連のあるスキルを学んだりするようになるかもしれない」
「こうした活動への参加は、社会的なつながりを持ったり、新たに難しいスキルを学んだりすることにつながり、高齢者の全体的なウェルビーイングと認知機能にメリットをもたらすことになる」
「つまり、重要なのは単に性格特性における好奇心を測定するだけではなく、それぞれの高齢者が関心を持つ特定の領域について理解し、それらと関わりを持つよう奨励することだと考えられる」


