来場者が感じた、未来への一歩
その想いは、来場者にも伝わっている。
「ap bankに参加するのは4回目。フェスを楽しみながら、自然と環境に配慮した取り組みに参加できる」(東京都・20代女性)
「東京の中心で開催されたことで、より多くの人が参加するきっかけになった。環境問題を悲観的に捉えるのではなく、こうしたイベントを通じて明るい未来を思い描いていきたい」(横浜市・50代男性)
環境負荷を減らしながら音楽を楽しむ。こうした体験を通じて、環境問題を意識するきっかけになった人もいるのではないだろうか。
ap bank fesが東京ドームという巨大な舞台で挑んだ「カーボンニュートラルなフェス」。プロデューサーを務めた小林は、こんなメッセージを発信している。
「社会とか世界とか、それどころではない、自分(達)のことで精一杯だ、と思ってしまう日々は、もちろん僕にもあるけれど、身近なことも、途方もないほど大きなものにも、やっぱり繋がりがあるという事は、段々わかってきていると思う。でも、それは時に興味深く、面白いことで、また優しさにつながったりすると思っている」
小林は、2017年に東日本大震災の被災地での芸術祭「Reborn-Art Festival」、2023年には100年後を考える誰もが参加できる芸術祭「百年後芸術祭」を千葉県で立ち上げるなど、小林は、音楽を通じて人と社会をつなぎ、未来へと紡ぐ「場」をつくってきた。
次世代への想いを、どのような形で伝えていくべきか。小林の模索と挑戦は今も続いている。


