ビジネス

2025.06.23 11:15

あなたが商談で失敗する本当の理由 クライアントに「仕える」仕事術

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こうした「相手をどう喜ばせるか、驚かせるか」という視点で準備をしておけば、さりげない演出がギャップを生んで、他の人とは違う自分を相手に印象づけることができるのです。

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私はいつも準備していないように振る舞いながらも、さまざま準備をしています。

そうすることで、自然と「相手の人が喜びそうなこと」が頭に浮かんでくるようになります。すでに、視点が相手に切り替わっているのです。

単なる心掛けでは、なかなか視点は変わらないものです。具体的な行動に落とし込めば、いやでも視点が変わります。

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ビジネスシーンでは、視点をずらして、相手から感心してもらえたら信頼感も増します。ましてや、これからもつき合っていくだろう人に、「この人のやることは他の人と違っていて参考になる」「なかなか切れ味のいい言葉が返ってくるので信頼できる」と思ってもらえれば、毎回指名を受けて呼ばれるようになるかもしれません。

いっそ相手に「仕える」と思えば心が楽になる

ただし、相手視点になるにしても、準備をしっかりするにしても、「ちょっとしんどくない?」と思った人もいるかもしれません。そうです、先ほどお話ししたように、人間は生まれつき自分中心に考えて行動するのが自然な生き物です。ですから、相手の立場に立つというのは「言うは易し行うは難し」の代表みたいなもので、結構大変です。

いろんなビジネス書に「相手の立場に立とう」ということは書かれていると思いますが、実際にできている人は少ないものです。しんどいだけに、ただ意識するだけでは、気がつけば自分本位の視点に戻っていることもしばしばあります。

私は、クライアントさんとつき合う時には、もう一歩視点を変えて「仕える」という意識で仕事をするようにしています。

私はクライアントさんとのつき合いでも、できるだけ楽しむようにしていますが、メインは相手に楽しんでもらうということで、自分が楽しむかどうかは二の次です。

となると、打ち合わせでも、会食でも、ゴルフでも、時にはつらいこともあります。

だからといって「何でこんなことやらなきゃいけないんだ」「早く終わらないかな」という気持ちで行動していたら、自分自身がしんどいですし、学びにもつながりません。

そこで私は、視点を変えています。自分を「サムライ」だと思うようにしたのです。

現代のビジネスパーソンだと、クライアントのために行動することは「利益のために仕方なくやらなくてはいけないこと」です。しかし、武士にとって殿さまに仕えることは、生まれてきた時から当たり前のようにやることで、いわば生き方ですから、無理とかしんどいとか、そういう発想がそもそもないと思います。

そしてクライアントは「殿」です。主君に仕える武士として、どうすれば自分の役目をまっとうできるか考えるようにしています。クライアントだけではなく、上司にも同じ気持ちで仕えていれば、しんどい気持ちもかなり減るのではないでしょうか。

それもまた、視点を変えた仕事術です。


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文 = 野呂エイシロウ

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