関東エリアから選出した企業は他に次の通り。(買収先・進出先はグループによるM&A等の実績を含む)
「点」の葬儀業を「線」のビジネスへ展開
SOUホールディングス
(本社住所)
千葉県千葉市
(上場・非上場)
非上場
(業種)
葬儀業
(主な買収先・進出先)
介護・人材サービス
祖業は1915年創業の葬祭事業。葬祭という一度きりの接点から、顧客と一生付き合えるライフタイムバリューの提供を掲げ、親和性の高い介護事業、保育事業などにM&Aによって進出してきた。人口動態に連動するビジネスの様相を呈し、パイの取り合いも懸念されるなか、葬儀業の「一本足打法」から脱却。国外への拡大も視野に入れている。2018年にホールディングス化し、事業会社24社で構成される。
商社と製造業を合体させて垂直統合
アルコニックス
(本社住所)
東京都千代田区
(上場・非上場)
上場
(業種)
非鉄金属商社
(主な買収先・進出先)
大川電機製作所(東京都世田谷区)など
M&Aに取り組み始めたころからファイナンシャルアドバイザーによるサポートは受けず、実践と経験を通して自社内にノウハウを蓄積した。非鉄金属商社として、レアアースや銅・アルミを販売する企業を買収しつつ、ニッチで優位性のある中小製造業を傘下に収め、製品群を拡大。異業種のM&Aとはいえすでに知見のある領域でM&Aを実施してきた。2009年以降15件以上のM&Aをしているが、買収に伴う減損損失計上は一度もないという。
町工場をグループ化 製造業の新しいかたち
由紀ホールディングス
(本社住所)
東京都港区
(上場・非上場)
非上場
(業種)
精密切削加工など
(主な買収先・進出先)
仙北谷(神奈川県横浜市)など
精密加工から航空宇宙産業まで事業領域を拡大してきた由紀精密(神奈川県茅ヶ崎市)代表取締役の大坪正人が2017年にホールディングスを設立。先端産業に展開できる技術力をもつ町工場を次々とグループに。製造業の新しい事業承継モデルとして注目される。個社はものづくりに注力し、ホールディングスは中小企業単独での保有が難しい広報や販路開拓の機能を提供する。こうした取り組みを自社のブランド戦略につなげている。
公共交通のベストプラクティスを共有
みちのりホールディングス
(本社住所)
東京都千代田区
(上場・非上場)
非上場
(業種)
公共交通事業
(主な買収先・進出先)
福島交通(福島県福島市)など
日本共創プラットフォーム100%出資のもと、2009年、経営破綻した福島交通を買収。その後、茨城交通、岩手県北自動車、会津バスグループ、関東自動車、湘南モノレールなど8つの事業者を傘下に入れ、東北、関東エリアの地域交通・観光インフラの持続的な運営体制の構築と、地域経済活性化に取り組む。事業で生まれるキャッシュフローの一部を環境適応性の向上のために活用し、低炭素型社会の実現を目標に掲げる。


