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2025.06.23 16:00

企業はセキュリティで評価される時代へ 信頼の可視化がもたらす変革

企業活動において、SaaSやASPなどのクラウドサービスの活用はいまや必要不可欠となったが、それらがもたらす恩恵の裏で、セキュリティリスクへの対応が喫緊の課題になっている。

そんななか、金融機関や大手企業などを中心に導入されているクラウドサービスのセキュリティ評価サービス「Assured」を提供するアシュアードが新たなサービスを立ち上げた。その狙いと展望を探る。


DX推進やクラウド化により、経営判断の迅速化や業務の効率化などさまざまな恩恵がもたらされた。一方、ITによる利便性向上の裏に潜むリスクを管理することの重要性がますます強まっている。サイバー攻撃による企業の情報漏洩のニュースも後を絶たず、明日は我が身と、各社の情報セキュリティ部門が監視や対策を進めている。

なかでも、SaaSなどのクラウドサービスのセキュリティ対策状況を正確に把握することは容易ではなく、セキュリティ専門人材の不足や評価作業の煩雑さ、属人的な判断に頼ったリスク評価など、課題が多い。そんな課題を解決するべく立ち上がったのが、クラウドサービスのセキュリティ評価を適切に行うためのサービス「Assured」だ。2022年1月にローンチされ、約3年で急速に広がりを見せている。

「Assuredは、セキュリティのプロが第三者機関としてリスクを評価するセキュリティ評価サービスです。金融機関150社をはじめ、製造業、建設、交通、流通をはじめ顧客情報等の機密情報を保有するさまざまな業種の大手企業1,000社以上で導入されています。セキュリティ基準の高い業界を中心に、リスク評価にかかる業務負荷や、高度なセキュリティ知識が求められる運用体制といった課題の改善に寄与することを評価いただき、想定を超えるスピードで導入企業が増えています」

このように躍進の背景を分析するのは、同社の代表取締役社長である大森厚志だ。つまり、Assuredの統一化された基準に基づくスコアリングにより、自社の相対的なセキュリティレベルが判明するなど、これまで個社ごとのやりとりでブラックボックス化していたクラウドセキュリティの安全性の可視化が図れると、企業から高評価を得ているのだ。アシュアードは「ビズリーチ」をはじめとしたHR Techサービスを展開するVisionalグループの一員であり、グループとして同社にかけられている期待も大きい。ビズリーチの創業者でVisionalの代表取締役社長である南壮一郎は、アシュアードのポテンシャルを次のように語る。

「サイバーセキュリティは、一企業の問題に留まらず国家間の安全保障にもつながる大きな課題です。欧米の企業はその問題に早くから向き合い対策を講じていますが、残念ながら日本企業は立ち遅れているのが現状です。このような背景から、ビジョナルとしても、サイバーセキュリティ領域の事業展開を行ってきました。ビズリーチなどのHR Tech領域に続く、Visionalグループ第2の柱となる事業にするという強い意思を持って臨んでいます」

ビジョナル 代表取締役社長 南 壮一郎
ビジョナル 代表取締役社長 南 壮一郎

着目したのは「取引先企業」のセキュリティ評価

そんなアシュアードが、25年6月に新たなサービスをローンチした。「取引先企業」のセキュリティ対策状況を可視化する「Assured企業評価」だ。

「多くの企業にクラウドセキュリティ評価サービスを提供していくなかで、取引先の評価もしてほしいという要望を数多くいただきました。また、3年間で当社の体制も拡充し、多くの知見も蓄積されたため、お客様の要望にお応えすべくサービスを開始しました」(大森)

企業のセキュリティ対策において、自社内で利用しているクラウドサービスのリスクを管理するだけではリスク回避はできない。取引先のセキュリティ危機意識の低さによって、サイバー攻撃などを通じて自社の情報漏洩を引き起こすこともあるからだ。

「取引先がサイバー攻撃にあうことで、そこから自社の被害につながってしまうというリスクが考えられます。大企業の場合、1社で数百、数千、場合によっては数万社と取引しているわけですから、そのリスクは計り知れません」(南)

以前に次のようなニュースもあったという。ある病院で、病院食の提供を依頼している給食業者がサーバー攻撃にあい、2ヶ月にわたり電子カルテが利用不能となり、人命にも影響を及ぼしかねない事態となった。こうした事例は稀ではなく、Assured独自の調査では、大手企業の64%が取引先企業を起因としたセキュリティ被害があったと回答しており、多くの企業が取引先を通じた情報流出のリスクに晒されていることがわかる。自社の努力だけではサイバー攻撃による情報漏洩が防げないと考えると、今回アシュアードが開始した新サービスは、企業のセキュリティ強化において大きな意味を持つことになる。

アシュアード 代表取締役 大森厚志
アシュアード 代表取締役社長 大森厚志

HR TechのVisionalから、セキュリティのVisionalへ

アシュアードの新サービス「Assured企業評価」は、ビジネスとしても大きなポテンシャルを備えている。大手企業の取引先は数百、数千社に及び、それらを対象としたセキュリティ評価数も膨大になる。つまり、市場も一気に拡大することになる。

「クラウドセキュリティ評価サービスは約3年で、1,000社以上に導入していただくまでに成長しています。とはいえ、ここからが本当のスタート。今回の新サービスについては、すでに多くの企業でAssuredが浸透していることから、さらに多くの企業に広がっていくことを見込んでいます。これまでの蓄積を武器に、一気にアクセルを踏んでいきたいと考えています」(大森)

「Assured企業評価」では、専門評価機関として各種ガイドラインに則った統一基準を策定し、属人的な判断に頼らずに高精度な評価を実現する。セキュリティ評価のスコアリングを通じて、日本の多種多様な企業におけるセキュリティの信頼度の可視化を一気に進めていくことになるだろう。

「今後の企業間取引は、財務情報のみならず、リスク回避の観点からセキュリティも重要な要素になっていきます。新サービスは、その共通の“ものさし”になると捉えています。目指すのはセキュリティ版の『帝国データバンク』。つまり、Assuredの評価により、セキュリティ面において信頼できる企業なのかどうかがわかるデータベースができ、セキュリティのインフラともいえるサービスになると考えています。10年後にVisional グループは、HR Techの企業ではなくサイバーセキュリティの企業であると皆様に言っていただけるように、Visionalとしてこの領域に投資していきたいと思っていますし、大森さんにも期待しています」(南)

社会的に大きな意義を秘めたアシュアードの新サービスだが、ビジネス規模も一気に大きくなるため、同社では新しい体制づくりに臨んでいる。そのなかでもビジネス拡大のエンジンとなる人材確保は事業成功のための必須事項だ。

「アシュアードは3年前に新規事業としてわずかな人数のチームでスタートしました。私自身、元々は門外漢でした。それでも社会に絶対に必要なサービスだと確信していたので、全員が本気になってアクセルを踏み続け、その結果、短期間で多くの企業様からご期待をお寄せ頂き、新たなスタートラインに立つことができました。とはいえ、プロダクトも組織も、まだまだ完成していません。だからこそ、事業を自分ごととして動かしていく面白さがある。ここからさらに事業・会社を進化させていくにあたり、今まで以上に多くの仲間を探しています。

私が一緒に働きたいのは、専門知識の有無にかかわらず当事者意識をもってチャレンジし続けられる人。新しい仕組みやムーブメントを生み出すことは容易ではないですが、10年、20年先の新しい時代を切り拓くために情熱を傾けられる同志たちを募っています」(大森)

ビズリーチによりHR Tech領域を切り拓いて、企業の人材戦略に貢献してきたVisionalグループが、サイバーセキュリティ分野において新たな変革に挑む第2章が本格的に幕を開けた。まさしくグループミッション「新しい可能性を、次々と。」を具現する事業だ。この舞台に立つ志のある人材が集まり、日本の企業セキュリティ分野を牽引していくことになるだろう。

Assured採用サイト
https://assured.inc/careers/assured


おおもり・あつし◎アシュアード代表取締役社長。新卒でビズリーチに入社後、ビズリーチ事業のマーケティング部、事業企画部を経て、地域活性事業、セールステック事業の立ち上げを行う。その後、クラウドサービスのセキュリティ評価「Assured」を企画立案し事業化。事業部長として同事業を牽引した後、2022年8月よりアシュアード代表取締役社長に就任。

みなみ・そういちろう◎ビジョナル代表取締役社長。99年、米タフツ大学卒業後、モルガン・スタンレー証券(現 モルガン・スタンレーMUFG証券)の投資銀行本部に入社。2004年、楽天イーグルスの創業メンバーとしてプロ野球の新球団設立に従事。09年、ダイレクトリクルーティングプラットフォームのビズリーチを創業。20年2月に同社がVisionalとしてグループ経営体制に移行後、現職に就任。

Promoted by アシュアード | text by Tetsuji Hirosawa | photographs by Yuta Fukitsuka | edited by Hirotaka Imai