【プロンプト9】失敗の分析を犯人探しに終わらせず、建設的な教訓を引き出したい
プロンプト例:このプロジェクトが失敗した理由と次に何をすべきかを検討するためのフレームワークを提供してください
(英語プロンプト:Give Me A Framework To Review Why This Project Failed And What To Do Next)
最高の教訓のいくつかは失敗から得られるので、私はこれをとても気に入っている。挫折の後は、速く前に進みすぎるか、何が間違っていたかを解剖するのに時間をかけすぎるかのどちらかになりがちだ。
このプロンプトが示唆するのは、両極端の間に立つ中間地点だ。学習と将来のステップに焦点を当てた構造を提供する。期待通りに進まなかった時にこれを使用し、堂々巡りすることなく次回何を変更すべきかを見出すきっかけとなった。
【プロンプト10】ミッションや課題の解決が形骸化しないよう、毎日の具体的な行動につなげたい
プロンプト例:日常業務の中で、ミッション推進の行動を促すきっかけを5つ提案してください
(英語プロンプト:Suggest Five Behavior Nudges That Reinforce A Mission In Everyday Work)
ミッションステートメントは耳触りが良いが、実践できるかどうかに真価が問われる。倫理規範についても同じことが言える。エンロン(不正会計で破綻した米国企業)は紙の上では素晴らしい倫理規定を持っていたが、実践できなければ、これらの声明に何の価値があるだろうか。
このプロンプトは会社のミッションを見据え、会議、コミュニケーション、または表彰などに組み込める小さな行動的手がかりを返す。ミッションステートメントをただ繰り返すだけでなく、チームがミッションを実践できることを望むリーダーにアドバイスするためにこれを使用してきた。こうしたきっかけ(ナッジ)は強制感なく一貫性を醸成したい場合に最適なアプローチだ。
AIを過信することなく依存せず、思考のパートナーとして使いこなす
紹介したプロンプトは、筆者やその協働者が短期間で前に進むことを後押ししてくれた。すべてを独力で考え抜く負担を軽減し、対話の質、優先順位の明確化、意思決定の迅速化を促進する。10個すべてを使う必要はなく、適切な場面で適切な1個を選べばよい。
なおChatGPTはしばしば利用者を称賛し「あなたは賢い」「決断は素晴らしい」と告げるが、現実にはそうでない場合もある。これらのプロンプトは洞察を与える手段にすぎず、常に完璧とは限らない。ぜひ試してみてほしい――ただし常識を働かせ、賢明に活用することが大切だ。


