暮らし

2025.06.19 18:00

​​恋愛で「自分らしくいられていない」2つのサイン 相手に合わせ過ぎて心を削らないために

Shutterstock.com

メンタルヘルスと思春期の恋愛についてのブライアン・ソラーの2014年の研究では、恋愛関係における偽りは特に若い女の子でメンタルヘルスの不調と関連していることが明らかになった。

advertisement

この偽りはデートするようになってからは赤信号となるが、最初は気づきにくく、誰もが自分にふさわしいと考える役を演じる。

これは、「あまり熱心でないと思われないよう、今すぐテキストを返すべき」とか、「直球で勝負したいときでも気を引くためにつれない態度をとるべき」といった、自らに課すルールの形で現れるかもしれない。相手があなたに好意を示してくれることを期待して、相手が好む趣味や活動に興味があるように見せかけるということもありえる。

例えば、あなたは買い物には興味がなく、買い物するより新作の映画を見たいのに、相手の買い物に付き合うかもしれない。あなたがあまり楽しんでいないことに相手が気づくと、これは必然的に失望につながる。相手は混乱したり動揺したりして、あなたが自分への関心を失っているのではないか、あるいは正直でいられるほどあなたは打ち解けていないと考え始めるかもしれない。

advertisement

たとえ些細なことのように思えても、自分の好みを正直に伝えないと距離を生む。

相手の人生に関心を示すことは重要だが、そのために本当の自分や興味を抑えることがあってはならない。だからこそ、相手に自分をよく見せるためだけの「パフォーマンス」をやめる必要がある。

あなたの行動が本心より駆け引きのルールに基づいている場合、真のつながりを築くのではなく、駆け引きの台本に基づいて演じている可能性がある。

2. どの相手にも同じ台本を使う

私たちは、相手によって異なる行動をとる傾向がある。両親に接するときと友人に接するときとでは行動は違ってくる。行動は関係に応じたものとなる。つまり、ある関係であなたが従う「台本」と別の関係での「台本」は同じではない。

その結果、「関係する自分」、つまり相手の前の自分は相手によって変わる可能性がある。だが、状況を考慮せずに付き合うすべての人に同じ恋愛の台本を使うという罠に陥ることが、往々にしてある。

こうなると、付き合う人に関係なく同じキャラクターを何度も演じてしまうことになる。

恋愛において、いつでもありのままの自分でいることがあるべき姿だ、とする誤解がある。だが専門誌『Personality and Social Psychology Bulletin(パーソナリティ・アンド・ソーシャル・サイコロジー・ブレティン)』に掲載された2017年の研究で驚くべきことが明らかになった。相手の目に映る自分が理想とする自分、あるいは自分がなろうと努めている自分に近いほど、より真実性を感じるのだという。

台本に従うのではなく自己成長に取り組み、日々改善を重ねることで最高の自分になれる。そこには、自分に正直であること、自分のための場所を確保すること、友人や家族、パートナーらに画一的な箱の中に閉じ込められないようにすることも含まれる。

強い恋心を抱いている相手が何時間も返信しなかったり、デートをキャンセルしたりしたとき、「冷静に振る舞って無視したら」とアドバイスする人もいるかもしれない。だがあなたが本当にそうしたいのでなければ、そのアドバイスに従う必要はない。

傷ついたと感じたことを電話で伝えるなど、自分の気持ちを表現することが誠実なコミュニケーションの助けになるなら、そうしてもいい。覚えておいてほしいのは、正直であることは自尊心を損なうことではないということだ。

本当のつながりは、自発性と不完全さを受け入れる。だが、台本に囚われていると、そこからの逸脱は脅威のように感じられる。駆け引きや愛をどのように「展開するべきか」という、頭の中で構築した筋書きを乱すからだ。

次ページ > 駆け引きの台本は必ずしも役立つとは限らない

翻訳=溝口慈子

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事