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2025.06.17 10:30

楽しさ広がるwatchOS 26、ワークアウトコーチや自動翻訳をApple Intelligenceが支援

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2025年のWWDCで発表されたwatchOS 26は、Apple Watchをより深くユーザーに寄り添う「インテリジェントなバディ(知的な相棒)」に進化させる。手首に装着したApple WatchがパーソナルインテリジェントシステムのApple Intelligenceと結び付き、ヘルスケアからコミュニケーションまでユーザーを幅広くサポートする。

アップル本社でApple Watchの製品マーケティングを担当するシニアディレクターのディードラ・カルドベック氏、watchOSエンジニアリング担当のシニアディレクターであるデイヴィッド・クラーク氏へのインタビューから、最新のwatchOS 26がもたらす次世代スマートウォッチの核心に迫る。

WWDC 25で発表されたwatchOS 26のイノベーションについて、アップルのディードラ・カルドベック氏、デイヴィッド・クラーク氏に詳細を聞いた
WWDC 25で発表されたwatchOS 26のイノベーションについて、アップルのディードラ・カルドベック氏、デイヴィッド・クラーク氏に詳細を聞いた

ユーザーの日常に最も近く寄り添うApple Watch

Apple Watchはユーザーの身体と密着して、眠る間にも活用されるスマートウォッチだ。ペアリングしたiPhoneのヘルスケア、フィットネスなどのアプリと連携しながらユーザーを見守るための膨大なデータを蓄積する。ワークアウトの履歴も含めて、現在・過去のデータ比較もApple WatchとiPhoneのペアが得意とするところだ。

カルドベック氏は、手首に装着するコンパクトなウェアラブルデバイスの特性を活かし、ユーザーの生活に寄り添いながら、さりげなく意思決定をサポートすることがApple Watchの役割であり、その真価なのだと強調する。

例えば筆者のように、一定時間ずっと座りながら生活するユーザーには、「スタンド通知」の機能が1時間ごとに立って身体を動かすことを勧めてくれる。通知やメッセージを手首に装着したウォッチですばやく確認できることが、ユーザーの生活を小さな安心感で少しずつ満たしていく。そしていつの間にか、Apple Watchのユーザーはこのインテリジェントなバディを手放せなくなる。

最新のwatchOS 26では、Apple Watchによる体験に最も適したかたちで、アップル独自のパーソナルインテリジェントシステムであるApple Intelligenceを結び付けた。ユーザーの生活にもっと近く寄り添う使い勝手を実現するため、Apple WatchとiPhoneのオンデバイス処理と、アップル独自のセキュアなプライベートクラウドコンピューティング、そしてwatchOS 26が三位一体の活躍をする。

watchOS 26もLiquid Glassデザインを採用。ワークアウトにスマートスタック、通知、メッセージ、メモなど新機能の話題が盛りだくさん
watchOS 26もLiquid Glassデザインを採用。ワークアウトにスマートスタック、通知、メッセージ、メモなど新機能の話題が盛りだくさん
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