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2025.06.16 12:30

無線接続が主流の現在も「有線」キーボード&マウスの新製品が登場する理由

「Signature Slim Wired Combo MK620」には、カスタマイズ可能なボタンを備えた薄型有線キーボードと、ポインタの移動速度が変更可能な左右対称デザインの有線マウスが含まれる(Logitech)

従業員はオフィスに戻ることを嬉しく思わないかもしれないが、そこで最新型のキーボードとマウスを発見したら、苦痛を少しは和らげることができるかもしれない。Logitechでは、IT担当部署から大量導入の容易さも評価されるだろうと考えている。Signature Slim Wired Combo MK620には、IT担当部署や従業員が、Windows、macOS、ChromeOSの間で簡単に切り替えられるスイッチが備わっている。

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IT担当部署は、これらのキーボードとマウスをUSB-Cポートに接続し、使用したいOSを選択することで、社内の複数のデバイスに導入できる。また、「Logitech(ロジクール)SYNC」というクラウドベースのアプリケーションを使って、これらのマウスとキーボードの使用状況をリモートで把握することも可能だ。必要があればグローバルサポートも受けられる。

有線接続のキーボードやマウスは電池交換や充電が不要なので、必要なメンテナンスが減る。接続の安定性もより高く、持ち去られる盗難の危険も少ない。結果的に電話サポートやヘルプデスクチケットの使用を減らすことができる。

環境にも配慮

スイスで創業した企業として、Logitechはサステナビリティ(持続可能性)にも熱心に取り組んでおり、Signature Slim Wired Combo MK620も例外ではない。このキーボードとマウスはポストコンシューマリサイクル材(製品として使用された後にリサイクルした材料)を66%以上含むプラスチック製の部品で作られ、FSC認証などによる管理された材料を使用した紙パッケージの箱に入れて出荷される。キーボードのプレートは低炭素アルミニウム製だ。

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MK620は、先代の有線接続キーボード&マウスの「MK120」と比較すると、キーボードが49%、マウスは50%、エネルギー消費効率が改善されている。

価格と発売日

Logitech Signature Slim Wired Combo MK620/MK625 for Businessは、6月27日よりlogitech.comや正規取扱店を通じて全世界で発売になる。キーボード&マウスのセット価格は69.99ドル(約1万100円)だが、K620キーボードが49.99ドル(約7200円)、M520およびM520 Lマウスが24.99ドル(約3600円)という価格で、単体購入も可能だ(日本での価格は未発表)。

forbes.com 原文

翻訳=日下部博一

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